会津ころり三観音とは? わかりやすく解説

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会津ころり三観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 14:28 UTC 版)

会津ころり三観音(あいづころりさんかんのん)は、福島県会津地方の代表的な三つの観音寺を指す言葉である。

三観音

氏名 宗建年 所在地 宗派 本尊
こうあん/弘安寺(中田観音) 1274年 福島県大沼郡会津美里町米田字堂ノ後甲147 曹洞宗 十一面観世音菩薩
えりゆう/恵隆寺(立木観音) 540年 福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺字松原2944 真言宗豊山派 十一面千手観音菩薩
によほう/如法寺(鳥追観音) 870年 福島県耶麻郡西会津町野沢如法寺乙3533 真言宗室生寺派 聖観世音菩薩

概要

人間は生を受けてのちは三毒(とん=むさぼること)、(しん=いかること)、(ち=おろかなこと)に よりもろもろの苦悩を受けることになるが、この三観音に巡拝し、罪障消滅を祈願することにより、その苦しみが除かれ、現世においては子孫繁栄、万願成就、寿命安楽などがかなえられ、やがて大往生を遂げられるという。

特に観音堂内にある抱きつき柱にすがれば、死の床に際しても苦しまずに成仏でき、家族に余計な負担をかけずにすむということで「ころり」三観音と呼ばれるようになった。

つまり、「ころり」とは心臓疾患脳疾患などの突然死を意味するものではない。

参考文献

  • 会津大事典(国書刊行会)p249

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