(A1) 代入文の公理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 02:23 UTC 版)
「ホーア論理」の記事における「(A1) 代入文の公理」の解説
{ Q[e/x] } x:=e { Q } ここで、事前条件の Q[e/x] は置換であり、式 Q の中に出現するすべての x を式 e で置き換えた式を表す。一方で事後条件の Q は代入文実行後(置換ではなく代入を行ったあとの)x の値について式 Q が成り立つことを表す。 したがって、この公理は、 { Q[e/x] }:式 Q 中の全ての x を e に置換するとき式 Q が成り立つのであれば、 x:=e:(置換で成り立つならば、ほぼ同じような代入操作でも変わらないはずのため)式 Q 中の x の値を代入 x:=e で変更することで、 { Q }:(置換の場合は成り立っているのであるから x の値が e に変更されたのであれば当然に)代入文実行後の式 Q は成り立つ、 というように読む。
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