久米島切手とは? わかりやすく解説

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久米島切手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 16:41 UTC 版)

久米島切手(くめじまきって)とは、沖縄県久米島において第二次世界大戦直後(1945年10月1日〜1946年5月4日[1])に暫定的に発行された臨時の郵便切手である。

概要

中央の郵政当局の許可無く行われたものであるが、従来の日本の郵便切手の使用がアメリカ軍から禁止されたうえに、かわりとなるべき切手も用意できなかったため、この処置となった。1946年5月、沖縄民政府編入に伴い、切手の発行も停止された[1]

  • 印刷 謄写版(ガリ版刷り・米軍の機器を利用)[1]
  • 発行枚数 3120枚[1]
  • 図案 「KUMESHIMA 7 SEN」と長方形の中に印刷、中央に久米島郵便局長印が押されたもの[1]
  • 喜久里郵便局長が図案の考案者とされている。
  • 不要になった紙の裏面を使用していた。

なお、同時期の他地区では、戦前の切手の在庫に、各群島の民政府通信部長の私印や検印を押したものや、料金別納印が使われていた。

参考文献

  • 日本郵趣協会日本切手カタログ小委員会 編『日専日本関連地域切手カタログ : 沖縄、「満州国」、中国占領地、南方占領地』日本郵趣協会、2005年。ISBN 4-88963-651-X 

脚注

関連項目

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