不思とは?

おもほえ‐ず【不思】

連語〕 (動詞おもほゆ(思)」の未然形打消の助動詞「ず」の連用形が付いたもの副詞的に用いる) 知らないでいるうちに。思いがけなく。意外にも。

万葉(8C後)六・一〇〇四「不念(おもほえず)来ましし君を佐保川の河(かはづ)聞かせず帰しつるかも」


おもわ‐ざる おもは‥ 【不思】

連語〕 (動詞「おもう(思)」の未然形打消の助動詞連体形「ざる」が付いたもの連体詞のように用いられる) 思ってもみなかった。意外な。

浮世草子本朝二十不孝(1686)二「思はざるよく心おこり」


おもわ‐ず おもは‥ 【不思】

1⃣ 〔形動〕 (動詞「おもう(思)」の未然形打消の助動詞「ず」の付いてできたもの)

思いがけないさま。意外なこと。思いも寄らないさま。

土左(935頃)承平五年一月七日「このわらは〈略〉となんよめる。かくはいふものか。うつくしければにやあらん、いとおもはずなり」

期待がはずれて気にくわないさま。心外なさま。

(10C終)二〇〇「おほきなる木どもも倒れなど吹き折られたるが、女郎花(をみなへし)などのうへによころばひふせる、いと思はずなり」

2⃣ 〔副〕

思いもかけず。意外にも。

車屋謡曲国栖(1534頃)「おもはすも、雲井出づ春の夜の、月の都の、名残かな」

考え間もなくとっさに無意識に。→おも(思)わず知らず

御伽草子法妙童子室町時代物語所収)(室町末)「おさあひ人なれば、おもはず、わっとなき給ふ

形動

〔名〕


おもわ‐ぬ おもは‥ 【不思】

連語〕 (動詞「おもう(思)」の未然形打消の助動詞「ず」の連体形が付いたもの連体詞のように用いられる) 思いもよらない思いがけない。意外な。

古今(905‐914)恋四・七〇八「すまのあまのしほやくけぶり風をいたみおもはぬ方にたなびきにけり〈よみ人しらず〉」




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