上角骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/07 04:20 UTC 版)
| 骨: 上角骨 | |
|---|---|
| 名称 | |
| 日本語 | 上角骨 |
| 英語 | Surangular bone |
| 関連構造 | |
| 上位構造 | 下顎骨 |
| 関連情報 | |
上角骨(じょうかくこつ)[1]は、脊椎動物の下顎を構成する骨の1つ[2]。顎の後側で上端を構成しており、歯骨や角骨や関節骨と関節する[3]。
進化史上においては基盤的な魚類の時点で獲得されており、真骨類では失われているものの、四肢動物の祖先にあたる基盤的扇鰭類には存在する[2]。四肢動物では迷歯類や基盤的盤竜類、鳥類や爬虫類といった多くの分類群が上角骨を持つ[2]。平滑両生類と哺乳類では失われており、前者では歯骨・角骨・板状骨あるいは歯骨・角板上骨が、後者では歯骨のみが下顎を構成する[2]。哺乳類の進化の過程では獣弓類の時点で失われている[2]。
出典
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