上村吉弥 (6代目)とは? わかりやすく解説

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上村吉弥 (6代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 01:52 UTC 版)

ろくだいめ かみむら きちや
六代目 上村 吉弥
屋号 美吉屋
定紋 折敷型世の字
生年月日 (1955-04-27) 1955年4月27日(68歳)
襲名歴 1. 初代片岡千次郎
(1973年 - 1993年)
2. 六代目上村吉弥
(1993年 - )
出身地 日本和歌山県伊都郡高野口町
(現・和歌山県橋本市
公式サイト 【miyoshiya record】上村 吉弥 ブログ【kamimura kichiya】
当たり役
『仮名手本忠臣蔵』六段目のおかや
『摂州合邦辻』の合邦妻おとく
『近江源氏先陣館』の盛綱母微妙

六代目 上村 吉弥(かみむら きちや、1955年〈昭和30年〉4月27日 - )は歌舞伎役者。屋号は美吉屋。定紋は折敷型世の字。歌舞伎名跡「上村吉彌」の当代。

上方歌舞伎に留まらず、東京の舞台でも重要な役を勤める。

略歴

  • 1955年 - 和歌山県伊都郡高野口町(現・和歌山県橋本市)出身。
  • 1973年8月 - 片岡我當に入門。
  • 同年10月 - 初代片岡千次郎を名乗り初舞台。
  • 1987年11月 - 歌舞伎座で名題昇進。
  • 1993年11月 - 南座『草摺引』の舞鶴ほかで六代目上村吉弥を襲名。

南座「歌舞伎鑑賞教室」第1回(1993年)から第23回まで連続出演。

2020年から3年連続で自主公演『みよしや一門会』を開催。

[1]

受賞

  • 1986年 十三夜会賞奨励賞、咲くやこの花賞
  • 1997年 和歌山県文化奨励賞
  • 1987年 大阪府民劇場奨励賞
  • 1997年 国立劇場奨励賞(1月『壇浦兜軍記』茶店の娘お花役)、和歌山県文化奨励賞
  • 1999年 歌舞伎座賞
  • 2006年 国立劇場奨励賞(11月『元禄忠臣蔵』腰元おうめ役)
  • 2001年 重要無形文化財(総合認定)に認定、伝統歌舞伎保存会会員となる。
  • 2002年 松竹会長賞
  • 2016年 第三十五回京都府文化賞功労賞
  • 2021年 大阪文化祭賞
  • 国立劇場優秀賞(2007年11月『摂州合邦辻』の合邦妻おとく/ 2012年10月『塩原多助一代記』の後家お亀/ 2017年10月『霊験亀山鉾』の丹波屋おりき/ 2019年12月『近江源氏先陣館』の盛綱母微妙)

[2]

出演作品(抜粋)

  • 『彦山権現誓助剣-毛谷村-』お幸
  • 『桜姫東文章』長浦 
  • 『天守物語』薄
  • 『傾城反魂香』おとく
  • 『近江源氏先陣館』微妙
  • 『帯屋』お絹
  • 『実盛物語』葵御前
  • 『猿若江戸の初櫓』福富屋女房ふく 
  • 『夏祭浪花鑑』お梶
  • 『京鹿子娘道成寺』白拍子花子

[3]

脚注

  1. ^ かぶき手帖2022年版
  2. ^ 歌舞伎俳優名鑑(歌舞伎on the web)
  3. ^ 歌舞伎美人 ニュース 2016/3/17 『吉弥が「歌舞伎夜話」で語った上方歌舞伎俳優の修業時代』

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