三大聖火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 05:54 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動三大聖火(さんだいせいか)は、ゾロアスター教の聖火のうち、最上位〜第3位にランク付けされる3つの聖火の総称。ゾロアスター教を国教としたサーサーン朝ペルシア帝国時代に序列化された。
一覧
- アードゥル・ファッロバーイ聖火
- 三大聖火の序列第1位。神官階級の守護聖火。伝説の王ジャムシードがホラズムにおいて叙任し、カウィ・ウィーシュタースパの時代にペルシア地方へ移動。14世紀にヤズド州に移動し、同州のシャリーファーバード村にて現存[1]。
- アードゥル・グシュナスプ聖火
- 三大聖火の序列第2位。軍人階級の守護聖火。伝説の王カイ・ホスロウがアゼルバイジャンで叙任。ガンザクにあった。943年までは燃えていたが、その後消息不明[2]。
- アードゥル・ブルゼーンミフル聖火
- 三大聖火の序列第3位。農民階級の守護聖火。ザラスシュトラがホラーサーンで叙任。ネーウ・シャープフルにあった。943年まで燃えていたが、その後消息不明[3]。
脚注
参考文献
- 青木健『ゾロアスター教史:古代アーリア・中世ペルシア・現代インド』刀水書房、2008年10月 ISBN 978-4-88708-374-5
関連項目
- 三大聖火のページへのリンク