ローワン・ヴァーティとは？わかりやすく解説

ローワン・ヴァーティ（英語: Rowan Varty、中国語: 華路雲、1986年 3月20日 – ）は、イギリス生まれの香港のラグビーユニオン選手。香港プレミアシップ（英語版）所属の香港クリケットクラブ（英語版）で活動。15人制ラグビー香港代表および7人制ラグビー香港代表でキャプテンを務め、世界中の一流選手を集めて編成されるイングランドの名門クラブ「バーバリアンズ」にも選出された。

妹のリンジー・ヴァーティ（英語版）もまた、7人制ラグビー女子香港代表（英語版）に選出されている^[2]。

生い立ち

1986年にイングランドのロンドンで誕生。父親はイギリス人、母親は中国とポルトガルの欧亜混血であった。ヴァーティは香港で育ち、キング・ジョージ5世学校（中国語版）で学んだ^[3]。

その後ヴァーティはノッティンガム大学で法学を修め、続いて香港大学の大学院に進んだ^[4]。

2013年12月、法律事務所 Tanner De Witt にて2年間の実習を終えた後、法律家の仕事の休業を決めた。彼は香港体育学院（中国語版）から招待を受け、オリンピック香港代表候補となった^[5]

ヴァーティはキング・ジョージ5世学校（中国語版）にて15人制ラグビーをプレーした。2004年、キング・ジョージ5世学校はビル・ウィリアムズ学生ラグビーセブンズに参加。ヴァーティはキング・ジョージ5世学校のキャプテンとして、港島中学（中国語版）に21対5で勝利した^[6]。

ヴァーティは15人制ラグビーにおいて、バックスのポジションでプレーした。彼は所属クラブDeAタイガースRFC（英語版）にて主にウイングとフルバックのポジションを担い、アジアレベルの選手となった^[7]。

2004年、ヴァーティは18歳の時にラグビー香港代表に選出され、シンガポール戦にて途中出場で代表デビューを果たした^[3]。彼は香港のパスポート取得に大きな努力を要し、最終的に2013年に香港のパスポートを取得した^[2]。

2013年4月、ヴァーティはバーバリアンズのスコッドに選出された。これは香港のラグビー選手として初めての出来事であった。彼はイングランド戦において途中交代で出場し、バーバリアンズ初キャップを獲得した^[9]。

^ “Hong Kong Rugby profile”. 2013年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月31日閲覧。
^ ^a ^b Rachel, Jacqueline (2014年4月20日). “Passport eligibility rule raises conundrum for players”. South China Morning Post
^ ^a ^b “2 Minutes With... Rowan Varty”. South China Morning Post. (2004年5月30日)
^ Andrea Lo (2013年4月11日). “Rowan Varty”. 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月31日閲覧。
^ “Varty among 40 players to join elite sevens training programme.”. South China Morning Post. (2013年12月12日)
^ Jonathan, Powell (2004年3月2日). “Rowan roars in KGV triumph”. South China Morning Post
^ Alvin, Sallay (2013年6月1日). “Rowan Varty's Barbarians inclusion makes sense for big business”. South China Morning Post
^ Alvin, Sallay (2013年6月27日). “Rowan Varty out to grab the silverware for Hong Kong”. South China Morning Post
^ Alvin, Sallay (2013年4月23日). “Rowan Varty to add pace to Barbarians”. South China Morning Post