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ロッツ・カーロイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:40 UTC 版)

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ロッツ・カーロイ
Lotz Károly
自画像 (1870年代初め)
生誕 1833年12月16日
ヘッセン=ホムブルク方伯領ドイツ語版バート・ホムブルク・フォア・デア・ヘーエ
死没 1904年10月13日
オーストリア=ハンガリー帝国ブダペスト
この項目では、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記していますが、インド・ヨーロッパ語族風にカーロイ・ロッツと表記することもあります。(Template:ハンガリー人の姓名

ロッツ・カーロイ(Lotz Károly、ドイツ語名:Karl Anton Paul Lotz、1833年12月16日 - 1904年10月13日)はドイツ生まれのハンガリーの画家である。

略歴

ヘッセン大公国バート・ホムブルク・フォア・デア・ヘーエで生まれた。父親はヘッセン=ダルムシュタット方伯一族の侍従長を務めたドイツ人で、1817年にハンガリーで、薬剤師の娘と知り合い1820年に結婚した。末子のロッツ・カーロイを含む8人の子供が生まれた。1837年に父親が亡くなった後、4歳のロッツ・カーロイとその兄弟は母親とハンガリーのペシュトに移った。

ペシュトの学校で学び、絵の修行を始め、ブダペストに最初に絵画学校を開いたベネツィア出身の画家、ジャコブ・マラストーニ (Jakab Marastoni: 1804-1860) の私立美術学校で学び、ブダペストの画家、ウェベル・ヘンリック (Weber Henrik: 1818–1866) にも学んだ。

ウィーンに移り、歴史画家のカール・ラールに学んだ。カール・ラールの助手として、多くの装飾画を描いた後、独立し、ハンガリーの風景画を描き、ブダペストのハンガリー国立博物館ハンガリー国会議事堂ハンガリー国立歌劇場聖イシュトヴァーン大聖堂などの壁画、装飾画を描いた。

画家のヤコベイ・カーロイ (Jakobey Károly: 1826-1891) の妻、オーノディ・アンナと1885年から同棲した。1890年にアンナの離婚が成立し、1891年にヤコベイ・カーロイが亡くなった後、結婚した。

1882年からブダペストの美術学校で教授を務め、女性のための美術学校の校長も務めた。

1896年にムンカーチ・ミハーイジュラ・ベンツールとともにハンガリー聖イシュトヴァーン勲章 (Magyar Királyi Szent István-rend) を受勲した。1904年にブダペストで没した。

作品

参考文献

  • Constantin von Wurzbach: Lotz, Karl. In: Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich. 16. Theil. Kaiserlich-königliche Hof- und Staatsdruckerei, Wien 1867, S. 64 f.
  • Benda: Lotz Károly. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 5, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1972, S. 332.
  • Tragor Ignác, Vác műemlékei és művészei, Vác, 1930, 89-90.
  • Ybl Ervin: Lotz Károly élete és művészete, Magyar Tudományos Akadémia, Budapest, 1938.
  • Barát Endre: Alvó Vénusz. Regény Lotz Károly életéről, Corvina, Budapest, 1974.



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