レンズの公式とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 高等数学 > 公式 > レンズの公式の意味・解説 

レンズの公式

(レンズの結像公式 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 09:04 UTC 版)

レンズの公式(レンズのこうしき)は幾何光学における公式であり、

  • 物面から主点までの距離 A
  • 主点から像面までの距離 B
  • 焦点距離 F (主点と焦点の距離)

の関係が理想的には

(証明)

(証明)

(証明)

この節の加筆が望まれています。 2022年3月

レンズに入射した光の一部はレンズ内面で一回もしくは複数回反射する。これがレンズフレアの原因のひとつである。凸レンズ内を 回反射したときの焦点距離は

はレンズの(零回反射の)焦点距離
はレンズの屈折率

で与えられる[1]。 ここで負の焦点距離は焦点がレンズ前方にあることを意味する。

典型的な の場合を計算すれば、一回反射の焦点距離公式

及び二回反射の焦点距離公式

が得られる。

熊本県立宇土高等学校科学部は、このレンズ内反射による結像の現象を再発見し、前述の両凸レンズ、平凸レンズ、凸平レンズに対する一回反射と二回反射による結像距離の公式を与えた[2]。例えば、両凸レンズの場合には、上記の焦点距離公式から

及び

が得られる。同研究ではレンズ内反射による実像は「副実像」と呼ばれている。同研究は国内メディアで報道され[3]、高校物理の教科書にも採用された[4]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Jacobson, Ralph; Ray, Sidney; Attridge, Geoffrey G.; Axford, Norman (2000). Manual of Photography (9th ed.). Routledge. doi:10.4324/9780080510965  p. 68
  2. ^ "副実像"の写像公式化の研究”. 熊本県立宇土高等学校. 2022年3月5日閲覧。
  3. ^ 常識を覆す大発見! 実像・虚像に続く「新たな像」見つけた 熊本県立宇土高校科学部物理班”. 高校生新聞 (2014年). 2022年7月5日閲覧。
  4. ^ 宇土高研究 教科書に”. 熊本日日新聞 (2017年). 2022年7月5日閲覧。

関連項目





レンズの公式と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レンズの公式」の関連用語

レンズの公式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レンズの公式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレンズの公式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS