レディ・エマ・ハミルトンとは? わかりやすく解説

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レディ・エマ・ハミルトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/26 08:33 UTC 版)

レディ・エマ・ハミルトン

レディ・エマ・ハミルトンは、バラ園芸品種の1つ。2005年イギリスで、デヴィッド・C.H.オースチンによって作出された[1][2]

四季咲き性・シュラブのイングリッシュローズ[2][3]。樹高は1m-1.25m[2][3]。花径7cm-8cmの中大輪種[1][2][3]。明るいオレンジ色のカップ咲きの花を咲かせる[2][3]。強香種で、濃厚な香りがある[2][4][注 1]。香りの質は、洋梨グレープフルーツシトラスを含んだフルーツ系の香りである[1]。芳香が強く、離れたところでも香る[1]。耐病性があり、うどん粉病・黒星病に強い[2]。時折の薬剤散布だけでも、葉を落とすことはない[2]。一方、無農薬栽培では、うどん粉病には強いが、黒点病は環境次第ではよく発生する[4]。高温多湿の環境には弱く、夏に生育を止めることがある[2][4][注 2]。コンパクトな樹形なので、花壇の手前や鉢植えに向く[1]フランスナントの香りのバラのコンテストでトップ賞を受賞した[1]。流通名はネルソン提督の愛人エマ・ハミルトンから採られた[2]

脚注

  1. ^ 中香と記す書籍も存在する[5]
  2. ^ 耐寒性・耐暑性が強い、と書く本も存在する[5]

出典

  1. ^ a b c d e f 村上敏『モダンローズ』誠文堂新光社、2017年3月11日、134頁。ISBN 978-4416-61698-7 
  2. ^ a b c d e f g h i j 講談社 編『決定版 ブランド別人気のバラ図鑑』講談社、2015年3月5日、91頁。 ISBN 978-4-06-219382-5 
  3. ^ a b c d 主婦の友社 編『バラ図鑑820』主婦の友社、2019年4月30日、147頁。 ISBN 978-4-07-433816-0 
  4. ^ a b c 梶浦道成・小竹幸子 編『オーガニック・ローズ358』築地書店、2012年5月25日、237頁。 ISBN 978-4-8067-1439-2 
  5. ^ a b 後藤みどり『はじめての鉢バラ』メイツ出版、2022年5月30日、89頁。 ISBN 978-4-7804-2575-8 



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