リトルの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 06:46 UTC 版)
リトルの法則(リトルのほうそく、英: Little's law)あるいはリトルの定理(リトルのていり、英: Little's theorem)とは、待ち行列理論において
- 安定な系において長時間平均化した顧客数 L(与えられた負荷、offered load)は、長時間平均化した到着率λと、長時間平均化した顧客が系に費やす時間 W の積に等しい、すなわち
-
コンピュータシステムの性能検証での応用
データにリトルの法則を適用する為には、ログ記録間隔の開始時に既に存在している顧客と、ログ記録が停止した際にまだ立ち去っていない顧客をどのようにログに記録するか等の問題により、結果が必ずしも有限の時間間隔に直接適用されるとは限らない為、数式を使用してパラメータを推定する必要がある。
リトルの法則はソフトウェアの性能テストにおいて、試験環境がボトルネックを生じていないことを保証するために用いられる。下記のリンクを参照。
- Deepak Goel 著 Software Infrastructure Bottlenecks in J2EE
- Newil Gunther 著 Benchmarking Blunders and Things That Go Bump in the Night
参考文献
- Little, J. D. C. Operations Research, 9, pp.383-387 (1961).
関連項目
- 人名に由来する法則と格言の一覧
外部リンク
- リトルの法則の証明 Notes on Little’s Law (l = λw) - ウェイバックマシン(2019年3月31日アーカイブ分) Karl Sigman.コロンビア大学
- リトルの法則のページへのリンク