ラードリー・ベーグムとは? わかりやすく解説

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ラードリー・ベーグム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/01 16:45 UTC 版)

ラードリー・ベーグム(Ladli Begum, 1605年 - 1677年)は、北インドムガル帝国の皇子シャフリヤールの妃。父はシェール・アフガーン・ハーン、母はヌール・ジャハーン

生涯

ラードリー・ベーグムと母ヌール・ジャハーンの棺

1605年シェール・アフガーン・ハーンとその妻ヌール・ジャハーンの子供として生まれる。

1607年、母ヌール・ジャハーンは皇帝ジャハーンギールと再婚し、ラードリー・ベーグムはその養女となった。

1619年、ラードリー・ベーグムはジャハーンギールの皇子シャフリヤールと結婚した[1][2]

1628年、夫シャフリヤールはシャー・ジャハーンによって処刑され、母ヌール・ジャハーンは隠居生活に入った[3]。ラードリー・ベーグムはその後どのような余生を送ったかは不明であるが、恐らく母と同じ運命をたどったと思われる。

1677年に死亡したとされ、その遺体は母ヌール・ジャハーンの棺の横に埋葬された。

脚注

  1. ^ クロー『ムガル帝国の興亡』、p.173
  2. ^ ロビンソン『ムガル皇帝歴代誌』、p.215
  3. ^ ロビンソン『ムガル皇帝歴代誌』、p.216

参考文献

  • フランシス・ロビンソン; 月森左知訳 『ムガル皇帝歴代誌 インド、イラン、中央アジアのイスラーム諸王国の興亡(1206年 - 1925年)』 創元社、2009年 
  • アンドレ・クロー; 杉村裕史訳 『ムガル帝国の興亡』 法政大学出版局、2001年 



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