ラピス・マナリス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 03:18 UTC 版)
ラピス・マナリス (lapis manalis) は「マーネースの石」の意で、古代ローマには2種類のラピス・マナリスがあった。1つめは、新たな町を建設する際、丸い穴を掘り、そこに「ラピス・マナリス」と呼ばれる石を基礎として置いて、冥界への門を表したものである。 もう1つは雨乞い用の石である。古代ローマでは日照りが続くと大神官を先頭にした行列でセルウィウス城壁のカペーナ門からカンピドリオまでラピス・マナリスと呼ばれる石を運び、これに水をかけながら天空神ユーピテルに祈りを捧げた。これは類感呪術の一種と見ることができる。 これらは名前が同じだが混同すべきではない。
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