ライオネル・アースキン=ヤング (第29代マー伯爵)とは? わかりやすく解説

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ライオネル・アースキン=ヤング (第29代マー伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 05:03 UTC 版)

第29代マー伯爵[注釈 1]ライオネル・ウォルター・アースキン=ヤング英語: Lionel Walter Erskine-Young, 29th Earl of Mar1891年6月13日1965年11月27日)は、スコットランド貴族

生涯

チャールズ・ウォルター・ヤング(Charles Walter Young、1862年11月25日 – 1898年)とコンスタンス・バーンズ・ジョンソン(Constance Barnes Johnson、1936年6月28日没、ジョン・ラヴィック・ジョンソンの娘)の息子として、1891年6月13日に生まれた[2]

1920年代、ロイヤル・ステュアート協会英語版の設立と初期の運営に貢献したという[3]

1932年9月29日に父方の祖母フランシス・ジェマイマ・グッドイヴ(Frances Jemima Goodeve、1831年 – 1887年)の弟ジョン・フランシス・アースキン・グッドイヴの息子にあたる第28代マー伯爵ジョン・グッドイヴ=アースキンが死去すると、マー伯爵の爵位を継承した[2]

第二次世界大戦直前、ザ・リンク英語版ライト・クラブ英語版といった親独組織に加入し、イギリスファシスト連合に財政支援を与えたという[4]

1965年11月27日に死去、伯母アリス・ヤング(1858年 – 1951年)の息子チャールズ・マクドナルド・レーン(Charles Macdonald Lane、1882年 – 1956年)の息子ジェームズ・クリフトンが爵位を継承した[2]

注釈

  1. ^ 1572年没のジョン・アースキンは1565年にマー伯爵の爵位を回復したが、1875年の貴族院裁決と1885年の議会立法の結果、爵位復活と爵位創設の両方が行われたものとみなされ[1]、本記事の人物は中世創設の爵位のみ継承しているため「第29代マー伯爵」となる。また、『クラクロフト貴族名鑑』など1435年没の第12代マー伯爵アレクサンダー・ステュアート英語版を正式な伯爵として数えない文献もあり[2]、その場合は本記事の人物が中世創設の爵位における「第28代マー伯爵」となる。

出典

  1. ^ Round, John Horace (1911). "Mar, Earldom of" . In Chisholm, Hugh (ed.). Encyclopædia Britannica (英語). 17 (11th ed.). Cambridge University Press. pp. 665–666.
  2. ^ a b c d "Mar, Earl of (S, 1114)". Cracroft's Peerage (英語). 18 March 2013. 2019年11月2日閲覧
  3. ^ "Royal Stuart Society". Royal Stuart Society英語版 (英語). 2019年11月2日閲覧
  4. ^ Tate, Tim (2018). "Lords Traitorous". Hitler’s British Traitors: The Secret History of Spies, Saboteurs and Fifth Columnists (英語). Icon Books. ISBN 978-178578-406-4
スコットランドの爵位
先代
ジョン・グッドイヴ=アースキン
マー伯爵
1932年 – 1965年
次代
ジェームズ・クリフトン・オブ・マー



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