ユーリ・カスパロフとは? わかりやすく解説

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ユーリ・カスパロフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/23 16:42 UTC 版)

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ユーリ・カスパロフ
Юрий Серге́евич Каспа́ров
基本情報
生誕 1955年6月8日
ソビエト連邦
モスクワ
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル 現代音楽
職業 作曲家

ユーリ・セルゲイエヴィチ・カスパロフ[1]ロシア語: Юрий Серге́евич Каспа́ров, ラテン文字転写: Yuri Sergeyevich Kasparov, 1955年6月8日 ‐ ) は、ロシア現代音楽作曲家

概要

1984年にモスクワ音楽院を卒業し、1991年に大学院を修了。1990年にモスクワ現代音楽アンサンブルを設立し、芸術監督に就任。国際現代音楽協会ロシア支部の会長を務める。

音楽

アンサンブル・モデルンラジオ・フランス、スタヴァンゲル交響楽団の委嘱作品を手がけている。作品は〈東京の夏〉音楽祭ワルシャワの秋現代音楽祭、ラジオ・フランスの「フェスティバル・プレセンス」などで演奏された。タイトル=作曲者:ユーリ・カスパロフの音楽はBBCウェールズ交響楽団やNational Radio Orchestra of Romaniaなどで録音されている。

1985年、交響曲第1番「Guernica」が、モスクワのAll-Unionで第1位、1989年、「Ave Maria」が、グイード・ダレッツォ・コンコルソ国際作曲コンクールで第1位、1996年には、アンリ・デュティユー国際作曲コンクールで「Effet de nuit」がグランプリを受賞した。

2007年、カスパロフは、ロシア大統領により、ロシア連邦名誉芸術労働者、2008年、フランス文化省により芸術文化勲章、2015年には、カザフスタンの文化労働者賞を受賞した。

作品

管弦楽曲

  • 交響曲第1番「ゲルニカ」(1984)初演 - 1984年6月。モスクワ
  • 交響曲第2番「Kreutzer-Sinfonie」(1987)初演 - 1987年1月。ヤロスラブリ
  • 交響曲第3番「L'Ecclésiaste」(1999年)。初演 - 2000年3月。トゥールフランス
  • 交響曲第4番「ノートルダム」(2008)最初演 - 2008年11月。モスクワ
  • ロゴス、管弦楽のための協奏曲(1993)。
  • Genesis、小交響曲(1989)初演 - 1994年1月。カーディフイギリス
  • Lincos、管弦楽のためのシーケンス(1988)。初演 - 1990年4月。 Norrköping(スウェーデン
  • The World, such as it is, symphonic picture (1997)
  • オーボエと管弦楽のための協奏曲(1988)。初演 - 1991年12月。モスクワ
  • バッハンと管弦楽のための協奏曲(1996)。初演 - 1996年10月。スタヴァンゲルノルウェー
  • フルートと管弦楽のための協奏曲 "C'est la vie"(2003)。初演 - 2003年11月モスクワ
  • チェロと管弦楽のための協奏曲(1998)。初演 - 2000年11月。モスクワ
  • Castles in the air(2003)、24本のフルートのための。初演 - 2005年3月。フランス・パリ
  • オルガンと管弦楽のための協奏曲 "Obélisque"(2005)。初演 - 2006年11月。モスクワ

脚注

  1. ^ 力点がある読みに従うと、「ユーリー・セルゲーィエヴィチ・カスパーロフ」が近い



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