ユリアン・スヘーデルとは? わかりやすく解説

ユリアン・スヘーデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/10 02:40 UTC 版)

ユリアン・スヘーデル(Juriaan Schaedel)は、スウェーデン生まれの砲術士官。傭兵としてオランダ東インド会社に勤務し、江戸幕府臼砲の射撃方法を伝授した。


  1. ^ スウェーデン式に発音すると、ヨーハン・シェーデルとなる。スウェーデン人としたのはムレーンによったが、延岡繁は他のスウェーデン人(ヨーハン・オーロフソン・ベリエンシェーナ)との混同ではないかと指摘している。したがって、スヘーデルはスウェーデン人ではない可能性もある。
  2. ^ 海運の研究者である篠原陽一によると、やや時代が下がるが、1687-88年の東インドにある商館や要塞のヨーロッパ人従業員数11551人の内、軍人は7806人(うち高級軍人200人)と70%近くを占めている。またオランダ本国の人口が少なかったこともあり、東インド会社の全期間を通して、水兵の40%、陸兵の60%は外国人であった。
  3. ^ オランダ商館長日記.
  4. ^ Till Weber 2004.
  5. ^ グンナル・ムレーン
  6. ^ 武雄市図書館・歴史資料館 平山醇左衛門
  7. ^ これに関しては、スヘーデルと共に江戸に滞在していた、ドイツ人医師カスパル・シャムベルゲルとする説もあるが、小曾根は両者の経歴からスヘーデルであろうと推測している。
  8. ^ 小曾根2011
  9. ^ 小曽根淳 2012.


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