ムーゲン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/10 16:39 UTC 版)
- アイルランドの女性の人名
- ムーゲン (アイルランド語: Mugain) - 女性名。古音だとムーゲン(?)、ムーギン(?)、ムーガン(?)、(：/Moógen/(Leahy[1]) /moo-gan/ (Heaney[2]); 現代音だとムーン、ムーイン(：/MOO in/、 /MOON/）。カナ表記は確定していない。
- ムーゲン・モール (アイルランド語: Mugain Mór) - モール・ムーアン (en:Mór Muman) とあるいは同一視できる、アイルランド南部の産土神。この地域には多くの名の女神が関連付けられるが、アヌなどもその一つである[3]。
- ムーゲン・エタンハイスレフ(?) (アイルランド語: Mugain Etanchaithrech) - アルスター伝説のコンホヴァル・マク・ネサ王の妻。 ⇒ムーゲン (アルスター王妃)
- ムーゲン・インゲン・エハハ・フェドリヒ (アイルランド語: Mugain ingen Echach Feidlig) - アイルランド上王エオハド・フェドラハの娘。上述アルスターのコンホヴァル・マク・ネサ王の妻と同一人物。
- ムーゲン - アイルランド上王ディアルミド・マク・ケルヴァル(?) (en:Diarmait mac Cerbaill) の不貞の妻。
- ムーハン(?) (Mughain) - 讃美歌の作者、聖クヴァン・フォタ(?) (St. Cummain Fota) の母親として俗に伝えられる名のひとつ。他にフランなどとも伝わる。俗の伝説では、この女性は自分の父親と交わってこの聖人を産み落とした[4]。
脚注
- ^ Leahy tr., Courtship of Ferbe
- ^ Heaney, Over Nine Waves
- ^ Mackillop, Dict. of Celtic Mythology
- ^ James Henthorn Todd, Leabhar imuinn: the book of hymns of the ancient church of Ireland, 第 1 巻, p.82, 85.p.81 には、父親は酔った勢いでなく人違いで娘をおかしたというバージョン(Betham MS.)があり、p.86によればそこで母名が Mughainである。
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