ミネルウァ・メディカ神殿とは? わかりやすく解説

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ミネルウァ・メディカ神殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/26 15:49 UTC 版)


ニンファエウム
(ミネルウァ・メディカ神殿)
Nymphaeum
(Tempio di Minerva Medica)
所在地 エスクイリーノの丘
建設年 4世紀
建築様式 神殿

'

ミネルウァ・メディカ神殿イタリア語: Tempio di Minerva Medica)はイタリア ローマエスクイリーノの丘にある古代ローマ神殿跡。

神殿が建てられている土地がリキニウス家のホルティ・リキニウス庭園英語版の中に位置するため、共和政ローマの政治家であり弁論家でもあったマルクス・トゥッリウス・キケロ等が言及していたミネルウァ・メディカ神殿と取り違えられ、この名前が付けられたが、実際は4世紀に建てられた、泉の精ニンフを祭るニンファエウムであった。十角形の建物はレンガ造りで、天井ドームは1828年に崩壊した。建物に接して増築されている3つの付属室は、後日造られたものである。なお、建物には由来を示す碑文などは残されていない。

この建物の特徴は、ドムス・アウレア八角形の部屋や、パンテオンとよく似ており、特にビザンチン教会堂建築と同じタイプであると言える。中央ホール部分の直径は24m、天井高さは30mである。建物を特徴づけているのは、外部に張り出たリブの部分である。建物の内部には、9か所のニッチがあり、建設当時は内外面ともに大理石の板で覆われていた[1]

アクセス

参考文献

  1. ^ Durm, figs. 306‑308, 313, 339; Choisy, pl. X. i. pp82‑84; Sangallo, Barb. 12; Giovannoni in Ann. d. Società d. Ingegneri, 1904, 165‑201; LS III.158‑161; JRS 1919, 176, 182; RA 182‑188; cf. HJ 360, n44, for references to other illustrations and plans)

座標: 北緯41度53分38秒 東経12度30分43秒 / 北緯41.89389度 東経12.51194度 / 41.89389; 12.51194




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