ミッドナイトチャンピオンカップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 02:30 UTC 版)
ミッドナイトチャンピオンカップは、オートレースのGII競走の1つである。
概要
2015年11月より始まった「ミッドナイトオートレース」初となるグレードレースとして2021年度に新設され、飯塚オートレース場と山陽オートレース場で開催される[1]。
開催は「7車立て9R」の5日間で、開催時刻は1R試走開始時刻19時30分、1R発走予定時刻19時52分頃、最終9R発走予定時刻23時30分頃となっている。優勝戦は従来のG2競走同様に8周回4100メートルで行われる[2][3]。
番組編成時間の制約から、通常のミッドナイトオートレース同様すべて着順による勝ち上がりを採用している(後述参照)。
優勝賞金は140万円[4]。
勝ち上がり
飯塚開催
※出典:「飯塚オート ホームページ【勝ち上がり表】GⅡミッドナイトチャンピオンカップ 」
初日 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 最終日 |
---|---|---|---|---|
予選(1R~9R)
・3着下位の6名、 4着~7着の36名が予選へ ・1着・2着の18名、 3着上位の3名が選抜予選へ |
予選(1R~6R)
・1着下位の5名、 2着・3着の12名、 4着上位の3名が予選へ ・1着上位の1名が選抜予選へ 選抜予選(7R~9R) ・3着~7着の15名が予選へ ・1着・2着の6名が選抜予選へ |
予選(4R~8R)
・3着下位の1名、 4着の5名、 5着上位の1名が準決勝戦Bへ ・1着・2着の10名、 3着上位の4名が準決勝戦Aへ 選抜予選(9R) ・1着~7着の7名が準決勝戦Aへ |
準決勝戦B(6R)
・1着の1名が優勝戦へ 準決勝戦A(7R~9R) ・1着・2着の6名が優勝戦へ |
優勝戦(9R)
|
※上位下位の比較は、当該節初日のハンデ比較における重ハンデ選手を上位とし、同ハンデの場合はランク上位者を上位とする。
山陽開催
※出典:「山陽MNオートレース 6月2日出走表」
初日 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 最終日 |
---|---|---|---|---|
予選(1R〜9R)
・3着下位の6名、 4着〜7着の36名が予選Bへ ・1着・2着の18名、 3着上位の3名が予選Aへ |
予選B(1R〜6R)
・1着〜3着の18名、 4着上位の3名が準々決勝戦へ 予選A(7R〜9R) ・3着下位の2名、 4着〜7着の12名が準々決勝戦へ ・1着・2着の6名、 3着上位の1名が選抜予選へ |
準々決勝戦(4R〜8R)
・3着下位の1名、 4着の5名、 5着上位の1名が準決勝戦Bへ ・1着・2着の10名、 3着上位の4名が準決勝戦Aへ 選抜予選(9R) ・1着〜7着の7名が準決勝戦Aへ |
準決勝戦B(6R)
・1着の1名が優勝戦へ 準決勝戦A(7R〜9R) ・1着・2着の6名が優勝戦へ |
優勝戦(9R)
|
※上位下位の比較は、当該節初日のハンデ比較における重ハンデ選手を上位とし、同ハンデの場合はランク上位者を上位とする。
歴代優勝者
回 | 開催日 | 開催場 | 優勝者 | 年齢(当時) | 競走タイム | 競走車呼名 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2021年(令和3年)7月2日 | 飯塚オートレース場 | 前田淳 | 44 | 3.365 | メスカリート |
2 | 2022年(令和4年)3月29日 | 山陽オートレース場 | 丹村飛竜 | 38 | 3.336 | ヒシャカクJK |
3 | 2022年(令和4年)6月3日 | 飯塚オートレース場 | 篠原睦 | 44 | 3.390 | チャージ |
4 | 2023年(令和5年)2月3日 | 山陽オートレース場 | 桝崎陽介 | 42 | 3.324 | S・フリオ |
5 | 2023年(令和5年)7月7日 | 飯塚オートレース場 | 有吉辰也 | 47 | 3.630 | キックアス |
6 | 2024年(令和6年)3月3日 | 山陽オートレース場 | 新井恵匠 | 39 | 3.638 | ミタケ4 |
7 | 2024年(令和6年)7月5日 | 飯塚オートレース場 | 佐藤摩弥 | 32 | 3.406 | Pタン3 |
8 | 2025年(令和7年)3月31日 | 山陽オートレース場 | 黒川京介 | 26 | 3.341 | イットウセイ |
9 | 2025年(令和7年)6月2日 | 山陽オートレース場 | 黒川京介(2) | 26 | 3.648 | イットウセイ |
エピソード
- 公営競技でいち早くミッドナイト競走を行っている競輪では、2021年6月時点でミッドナイト競輪でのグレードレースは施行されていない。
- ミッドナイトチャンピオンカップは山陽と飯塚で開催されているが、2025年のミッドナイトチャンピオンカップでは飯塚で同年4月1日から6月20日までスタンド改修工事が行われるのに合わせ休場となり、山陽で2回開催された[5]。
脚注
注釈
出典
- ^ “オートが大きく変わる ミッドナイトG2など新施策”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月7日) 2021年6月27日閲覧。
- ^ “ミッドナイトオートレース(飯塚・6/28~7/2)の特設サイト【展望】をアップしました”. オートレース オフィシャルサイト. 公益財団法人JKA (2021年6月24日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “【本場開催】チャリロト杯GⅡミッドナイトチャンピオンカップ開催!(6/28-7/2)”. 飯塚オートレース. 日本トーター株式会社 (2021年6月18日). 2021年6月28日閲覧。
- ^ “【ミッドナイトCC】黒川京介が貫録の走りを披露して5度目のGⅡ制覇”. サンスポZBAT! (株式会社産経デジタル). (2025年3月31日) 2025年6月2日閲覧。
- ^ “【重要】スタンド改修工事に伴う入退場・車券購入場所の変更について”. 飯塚オート IIZUKA AUTO (2025年4月1日). 2025年6月4日閲覧。
関連項目
- ミッドナイトチャンピオンカップのページへのリンク