マドモアゼルシネマとは? わかりやすく解説

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マドモアゼル・シネマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/30 14:44 UTC 版)

マドモアゼル・シネマ(Mademoiselle Cinema)は、日本ダンスカンパニーである。

概要

マドモアゼル・シネマは少女期の記憶の物語を紡ぐダンス集団。

東京・神楽坂セッションハウスの劇場付舞踊団として1993年に設立。作品を国内外に届ける活動“旅するダンス”を継続。仏、独、ブルガリア、オーストリア、ルーマニア、ポーランド、ポルトガル、韓国、シンガポール、メキシコ、エチオピア等、各地で公演活動を展開。重心の低い躍動的な動きと少女期の記憶を紡ぐダンスは、日本人の身体伝統を受け継ぐ現代のダンス、カブク(歌舞く)ダンスとして評価を得ている。

主宰伊藤直子は、一人ひとりの記憶と体を創作の基とした作品をダンサーと共に共同創作。原案振付演出を担当し、“個から見える普遍”で創るダンスシアターとして毎年数作品発表。またセッションハウスダンス部門プロデューサーとして年間40企画超のダンスプログラムを立案実施、コンテンポラリーダンスの普及と活性化に努める。東京工業大学非常勤講師、韓国の二つのフェスティバルの審査員など外部での活動も展開。

2008年、伊藤直子『不思議な場所』振付が第63回文化庁芸術祭新人賞受賞。2011年、ポーランド・グリフィノ国際演劇祭にて最優秀作品として観客賞受賞。世界三大フェスティバルのシビウ国際演劇祭に2008年、アヴィニョン演劇祭に2013年参加。2017年にはメキシコ・エチオピアツアー公演を実施。

メンバー

  • 伊藤直子(芸術監督)
  • 竹之下たまみ
  • 蓮子奈津美
  • 秋元麻友子
  • 須川萌
  • 工藤えは
  • 大堂智子

過去のメンバー

  • 野和田恵里花
  • 鈴木加奈子
  • 古茂田梨乃
  • 中島詩織
  • 佐治静
  • 中込美加恵

主な公演(旅するダンス)

  • 『じめんにかじりつく』(1999年)
  • 『いまぼくはここにいる』(1999年) - 「フェスティバル舞'99」参加
    • フランス・パリ:モンド劇場
  • 『Tokyo Train』(2000年) - 「ドイツにおける日本年」参加
  • 『2月のマーチ』(2001年) - 「ネクスト・ダンス・フェスティバル」参加
    • パークタワーホール
  • 『一人旅』(2002年)
  • 『矢来町界隈 -真夏のどじょう-』(2002年7月19日・20日)
  • 『矢来町界隈2』(2002年) - 「神楽坂演劇祭」参加
  • 『途中下車・前夜』(2002年) - 「りんご企画 vol.6」
    • 東京:セッションハウス(10月6日)
  • 『Tokyo Train -Stopover-』(2002年)
    • フランス・パリ:日本大使館文化部ホール(10月15日・16日)
    • ブルガリアソフィア:国立文化宮殿第2ホール(10月19日)
    • ドイツ:ヴッパタール・アダ・オーベン劇場(10月24日・25日)
  • 『パリ←→東京/途中下車』(2003年) - ゲスト:沖至(トランペット)
    • 東京:セッションハウス(1月17日)
  • 『赤い花・白い花』(2003年)
    • 東京:セッションハウス(5月10日)
  • 『矢来町界隈〜ミジンコの花道〜』(2003年) - ゲスト:渡辺一技(朗読)、藤田佐和子(ピアノ)
    • 東京:セッションハウス(7月19日・20日)
  • 『一人旅』(2003年)
    • 東京:セッションハウス(10月25日・26日)
  • 『赤い花・白い花』(2003年) - 「東京芸術見本市」公募ショーケース参加
  • 『赤い花・白い花〜ネパール前夜〜』(2004年)
    • 東京:セッションハウス(5月1日)
  • 『矢来町界隈』(2004年) - ゲスト:ジャン・サスポータス、藤田佐和子(ピアノ)
    • 東京:セッションハウス(8月7日・8日)
  • 『矢来町界隈』(2004年) - 神楽坂演劇祭参加
    • 東京:赤城神社(8月7日)
  • 『赤い花・白い花 ショートバージョン』(2004年) - 「表現者はリレーする」参加
    • 東京・文京区:不忍通りふれあい館(9月26日)
  • 『赤い花・白い花〜ブルガリア前夜〜』(2004年)
    • 東京:セッションハウス(10月2日・3日)
  • 『赤い花・白い花』(2004年)
    • ブルガリア・ソフィア(10月13日・18日)
    • ブルガリア・カザンラク(10月15日)
  • 『赤い花・白い花〜ネパール前夜〜』(2005年)
    • 東京:セッションハウス(2月4日)
  • 『東京タンゴ』(2005年) - ゲスト:ジャン・サスポータス
    • 東京:セッションハウス(9月2日・3日)
    • 鹿児島:かごしま県民交流センター県民ホール(9月7日)
    • 福岡:西市民センター(9月10日)
  • 『オルフェウス』 / 『ワーズ・アパート』(2006年) - シアター・クリッパ合同公演
    • 東京:セッションハウス(5月12日 - 14日)
  • 『オルフェウス』 / 『ディスタンス』 / 『ワーズ・アパート』(2006年) - シアター・クリッパ合同公演
  • 『不思議な場所 -La Place Mysterieuse』(2006年)
    • 東京:セッションハウス(11月4日・5日)
  • 『雨の中のマーチ』(2007年) - 「4th International Youth Festival "EUROART"」参加
    • ブルガリア(5月5日 - 11日)
  • 『7月の"2月のマーチ"』(2007年)
  • 『不思議な場所 -La Place Mysterieuse』(2007年 - 2008年)
  • 『赤い花・白い花』(2009年) - 「東京芸術見本市」参加
    • 東京:セッションハウス(3月7日・8日)
  • 『一人一夜物語』(2009年)
    • 東京・セッションハウス(8月25日 - 9月4日)
  • 『不思議な場所 The Mysteriouse Place』(2009年)
  • 『記憶の住人』(2010年) - ゲスト:近藤良平(コンドルズ
    • 東京:セッションハウス(3月6日・7日)
  • 『いい子 わるい子 子守唄』(2010年)
    • 東京:セッションハウス(7月31日・8月1日)
  • 『不思議な場所 The Mysteriouse Place』(2010年)
    • 東京:セッションハウス(10月23日・24日)
    • 岡山:西川アイプラザ(10月27日)
    • 福岡:ぽんプラザホール(10月29日)
  • 『東京タンゴ』(2011年)
    • 東京:セッションハウス(8月20日・21日、12月24日・25日)
  • 『不思議な場所 The Mysteriouse Place』(2012年)
    • ポーランド:グリフィノ文化センター(9月4日)
    • ポルトガル:オリエンテ財団美術館内劇場(9月8日)
    • ポルトガル:マラポスタ中央文化劇場(9月10日)
  • 『つぐちゃんの空』(2012年)
    • 東京:セッションハウス(6月23日・24日)
  • 『舞・歌』(2013年)
    • 東京:セッションハウス(2月2日・3日) - ゲスト:大方斐紗子
  • 『アンソロジー』
    • 東京:セッションハウス(5月11日・12日)
  • 『赤い花・白い花』
    • フランス:アヴィニョン演劇祭(7月20日〜30日)
  • 『赤い花・白い花』
    • 東京:セッションハウス:アヴィニョン凱旋公演(9月28日・29日)
  • 『赤い花・白い花』
    • 東京:セッションハウス:ダンスブリッジPart2(10月26日・27日)
  • 『哀しみのフーガ。そして、』(2014年)
    • 東京:セッションハウス(2月8日・9日)
  • 『わたしの東京物語』
    • 東京:セッションハウス(7月20日・21日)
  • 『赤い花・白い花、それから』
    • 東京:セッションハウス(10月4日・5日)
  • 『刻のノート』(2015年)
    • 東京:セッションハウス(5月16日・17日)
  • 『春の祭典』(2015年)
    • 東京:日暮里 d-倉庫(7月29日)
  • 『途中下車2015』(2015年)
    • 東京:セッションハウス(12月26日・27日)
  • 『いい子 わるい子 子守唄』(2016年)
    • 東京:セッションハウス - カトルカール公演(2月6日)
  • 『モノガタリを探して』(2016年)
    • 東京:セッションハウス(5月14日・15日)
  • 『赤い花・白い花 Red flower, White flower』(2016年)
    • シンガポール:in LiTHE 2016(7月15日〜17日)
  • 『東京物語』(2016年)
    • 北海道:札幌コンカリーニョ(8月)
  • 『赤い花・白い花』(2016年)
    • 東京:セッションハウス:ダンスブリッジ インターナショナル(10月22日・23日)
  • 『東京物語』(2016年)
    • 東京:セッションハウス(12月17日・18日)
  • 『春の祭典』(2017年)
    • 東京:セッションハウス(3月18日・19日)
  • 『一人旅』(2017年)
    • 東京:セッションハウス(5月20日)
  • 『不思議な場所』(2017年)
    • 東京:セッションハウス(8月19日・20日)
    • メキシコ:パツクアロ(8月26日・27日)
    • メキシコ:レオン(9月1日・2日)
  • 『女は、旅である(ショートバージョン)』(2017年)
    • 東京:新宿文化センター(11月11日)
  • 『赤い花・白い花』(2017年)
    • エチオピア:エチオピアナショナルシアター(10月26日)
  • 『女は、旅である』(2017年) - ゲスト:大方斐紗子、吉田由布子
    • 東京:セッションハウス(12月16日・17日)
  • 『人生劇場 -Aそらの街から B女編 Cher life』(2018年)
    • 東京:セッションハウス(4月28日 - 30日)
  • 『バッドガール・ララバイ』
    • 東京:セッションハウス(9月1日・2日)
  • 『海を渡る』
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ・インターナショナル2018(笠井瑞丈・奥山ばらば『薔薇の秘密』同時上演)(11月24日・25日)
  • 『七つの大罪』(2019年) - 振付:笠井瑞丈
  • 『旅は道連れ』(2019年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2019(12月7日・8日)
  • 『彼女の椅子』(2019年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2019(11月4日)
  • 『彼女の椅子』(2020年)
    • 東京:セッションハウス - 2020旅するfeat Keio Media Design(3月20日・21日)
  • 『途中下車』(2020年)
    • 劇場版 東京:セッションハウス(7月18日)
    • YouTube版 YouTubeにてオンライン配信(7月19日)
  • 『赤い花・白い花』(2020年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ番外編(10月31日)
  • 『女は旅である』(2020年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2020(12月19日)
  • 『つぐちゃんの空Ⅱ』(2021年)
    • 東京:セッションハウス(5月15日・16日)
  • 『そらがな区』(2021年)
    • 東京:セッションハウス - 未来ダンス(9月4日・5日)
  • 『TOKYO そらの下で』(2021年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2021(12月18日・19日)
  • 『彼女の椅子』(2022年)
    • 東京:セッションハウス(3月12日・13日)
  • 『東京ボレロ』(2022年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2022(10月1日・2日)
  • 『ハイヒールボレロ』(2025年)
    • 東京:セッションハウス - ダンスブリッジ2025(9月27日・28日)

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