マザー渓谷とは? わかりやすく解説

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マザー渓谷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 22:15 UTC 版)

バージニア州側から見るマザー渓谷
学生たちが、ビリー・ゴート・トレイルの大岩を超えて歩いている。

マザー渓谷(マザーけいこく、英語: Mather Gorge)は、バージニア州と州境を接するメリーランド州グレートフォールズの南、川下に位置す渓谷である。渓谷のメリーラン州側はベア島で、チェサピーク・オハイオ運河国立歴史公園の一部であり、バージニア州側はグレートフォールズ公園の一部である。[1]両公園ともアメリカ合衆国国立公園局の管理下にある。渓谷名は国立公園局初代局長スティーブン・マザー(Stephen Mather)に由来する。

渓谷はポトマック川によって削られたもので、両側は大部分が断崖である。渓谷の南端(下流)に向かうにつれ、断崖は樹木が生い茂る崖となり、渓谷はより広く大きなポトマック渓谷へと広がっていく。リトルフォールズ(Little Falls)では、ポトマック川が大西洋海岸フォールラインを越えて、アパラチア山麓のピードモント台地を離れて、大西洋沿岸平野に入る。

渓谷沿いと、周辺には多くのトレイルが整備され、ハイキングが盛んに行われている。メリーランド州側のチェサピーク・オハイオ運河国立歴史公園内では、ビリー・ゴート・トレイルのセクションAが渓谷に沿ってグレートフォールズ下流からアングラーズ・イン川上流のボート乗り場まで続く。グレートフォールズ公園内のリバートレイルはバージニア州側の渓谷に沿っている。断崖の高さと地形がトップロープクライミングに適しているため、人気のロッククライミングスポットでもある。一般的に、クライミングの大半は渓谷のバージニア州側、展望デッキの下、川が90度曲がる場所のすぐ上流にある垂直断崖で行われる。

渓谷内で、ホワイトウォーター下りのカヤックやカヌーも非常に人気がある。グレートフォールズからディフィカルト・ラン急流(メリーランドシュート、バージニアシュート、センターシュート)にかけて、渓谷にはクラスIからクラスVIまでの急流が存在する。

参照項目

脚注

外部リンク

座標: 北緯38度59分17秒 西経77度14分47秒 / 北緯38.988102度 西経77.246418度 / 38.988102; -77.246418




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