ベレス=マラガ・トラムとは? わかりやすく解説

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ベレス=マラガ・トラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 10:14 UTC 版)

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ベレス=マラガ・トラム
基本情報
スペイン
所在地 ベレス=マラガ
種類 トラム
起点 パセオ・ラリオス駅
終点 エスパラナダ・デ・ラ・エスタシオン駅
駅数 12
開業 2006年10月
休止 2012年6月
運営者 トラベルサ
使用車両 CAF Urbos 2
路線諸元
軌間 1,435 mm
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ベレス=マラガ・トラム(スペイン語: Tranvía de Vélez-Málaga, 英語: Vélez-Málaga Tram)は、スペインアンダルシア州マラガ県ベレス=マラガトーレ・デル・マール海岸英語版を結んでいたトラム。延長距離は6.0km。2006年に運行を開始したが、わずか6年後の2012年に運行を休止した。

歴史

ベレス=マラガアンダルシア州マラガ県にある人口約8万人の町であり、夏季にはトーレ・デル・マール海岸英語版や旧市街などが観光客でにぎわう。アンダルシア州と欧州連合(EU)が建設資金を供出し、2003年に市内と海水浴場を結ぶ4.8kmの路線の建設を開始し、2006年10月11日に運行を開始した[1]ベレス=マラガの中心部には乗り入れておらず、乗客はベレス=マラガの郊外でバスからトラムに乗り継ぐ必要があった。開業と同時期にはベレス=マラガの中心部とトーレ・デル・マール海岸を結ぶ直行バスが運行を開始して乗客を奪われ、トラムの乗客数は2007年の890,000人から2011年には676,000人に減少した。2008年にはベレス=マラガ中心部への1.2kmの延伸工事が行われて6.0kmとなった。運行会社はベレス=マラガ市議会に対して運行資金援助を求めたが、市議会はこれを拒否。2011年の選挙で市議会の第1党となった国民党はトラムへの資金提供額を減らす選択をした。2012年6月4日には運行が休止された[2]

車両

シドニーで運行されている車両

車両にはCAF社製の現代的な超低床型車両Urbos 2の3編成が使用された。Urbos 2は5車体が連接された全長31mの車両で、車両価格は3編成で516万ユーロである。2012年にはベレス=マラガ・トラムの運行が休止されたためオーストラリアのシドニーにリースされ、2014年3月にメトロ・ライト・レールで運行を開始している[3]。メトロ・ライト・レールではCAF社からUrbos 3を購入予定であり、その際にUrbos 2はスペインに返却される予定である[4]。Urbos 2はビトリア=ガステイス・トラム(ビトリア=ガステイス)、メトロ・デ・セビリア(セビリア)、メトロセントロ・デ・セビリア(セビリア)、アンタルヤ・メトロ(トルコ・アンタルヤ)でも使用されている。

脚注




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