ヘイスタック・ロックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヘイスタック・ロックの意味・解説 

ヘイスタック・ロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/14 16:33 UTC 版)

ヘイスタック・ロック

ヘイスタック・ロック英語: Haystack Rock)とは、アメリカ合衆国オレゴン州に存在する海食柱である。ただし、ヘイスタック・ロックと命名されている岩は1つではなく、オレゴン州の他の場所にも存在する。(「3つあるヘイスタック・ロック」の節を参照のこと。)なお、Haystackは「戸外のある干草の大きな山」を意味する英語なので、日本語に訳すと「干草の山のような岩」という意味になる。

観光

ヘイスタック・ロック
周辺状況

観光地としても有名なヘイスタック・ロックのおおよその位置は、北緯45度88分、西経123度96分。オレゴン州のクラトソップ郡に存在する。近くにある大きな町としては、東に約130kmほどのところにオレゴン州のポートランド市(Portland)が存在し、北北東に約300kmほどのところにワシントン州シアトル市(Seattle)が存在する。このヘイスタック・ロックは、玄武岩の一枚岩でできており、高さは約72m。約1700万年前〜1000万年前に、Grand Ronde Mountainsから噴出して流れた溶岩が固まり、その後、海によって侵食されて今の形になったとされる。ところで、干潮時は、この岩のすぐそばまで近づくことができる。さらにヘイスタック・ロックのそばにできる潮溜まりには、ヒトデなどの棘皮動物カニなどの甲殻類、その他貝類などが見られる。しかし、不注意な者が潮が満ちてくる時にこの岩に近づいてしまったり、長居し過ぎてしまったがために、岩に取り残されることがしばしば起き、毎年、アメリカ合衆国の沿岸警備隊などに救助される者がでているので、注意が必要である。なお、ヘイスタック・ロックには、アジサシツノメドリなどの海鳥営巣しているので、この周囲ではバードウォッチングがしばしば行われる。他にも、しばしば周囲の散策や凧上げなどが近くで行われる。また、芸術家達が写真を撮ったり、絵画を描いたりすることもあるし、「グーニーズ [1] 」そして『キンダガートン・コップ』 などの映画が撮影された場所としても知られる。さらに、自然学習の場としても用いられている。なお、このヘイスタック・ロックのすぐ南には、他に3つの小さな岩が存在しているが、それらはまとめて「ザ・ニードルズ(The Needles)」(針)と呼ばれている。

3つあるヘイスタック・ロック

オレゴン州にヘイスタック・ロックは3つ存在する。上記の観光地としても有名なヘイスタック・ロックは、クラトソップ郡に存在するが、残りのヘイスタック・ロックの1つはティラムック郡に、もう1つはクーズ郡に存在する。なお、これらの中で一番高さの高いものは、約100mの高さを誇っている。

脚注

  1. ^ 『グーニーズ』の場合、冒頭のカーチェイスの場面の背景に、 この観光地として有名なヘイスタック・ロックが登場する。 さらに宝の地図に目印としてもこの岩が利用されており、 宝の隠し場所を探す時にも登場する。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ヘイスタック・ロックに関するカテゴリがあります。

座標: 北緯45度53分05秒 西経123度58分01秒 / 北緯45.88472度 西経123.96694度 / 45.88472; -123.96694



このページでは「ウィキペディア」からヘイスタック・ロックを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からヘイスタック・ロックを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からヘイスタック・ロック を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヘイスタック・ロック」の関連用語

ヘイスタック・ロックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヘイスタック・ロックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヘイスタック・ロック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS