プロトン衛星とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > プロトン衛星の意味・解説 

プロトン (人工衛星)

(プロトン衛星 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 07:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
プロトン衛星の模型。展示スペースの都合上、4枚の太陽電池パネルのうち2枚が取り外されている(ツィオルコフスキー航空宇宙学歴史博物館 )。

プロトン (ロシア語: Протон、「陽子」の意味)とは、ソビエト連邦人工衛星である。1965年から1968年に4基が打ち上げられ、地球低軌道上で高エネルギーの宇宙線を観測した。

概要

衛星の本体は円筒形で、発電用の太陽電池パネルを4枚備えていた。

重量は12-17トンで、ソ連が1965年3月まで打ち上げられていた人工衛星ボスホートシリーズの約2倍、同年6月にアメリカがタイタン3Cで打ち上げた模擬人工衛星(9.513kg)をはるかにしのぐ重量であり、西側では宇宙ステーションとして利用する可能性が指摘されていた[1]

打ち上げに用いられた大型ロケットは、「プロトンロケット」として知られ、2010年代まで使用され続けた。

運用

名称 打ち上げ日時 重量
プロトン1号 1965年7月16日 12,200kg
プロトン2号 1965年11月2日 12,200kg
プロトン3号 1966年7月16日 12,200kg
プロトン4号 1968年11月16日 17,000kg

脚注

  1. ^ 「ソ連、最大の衛星打ち上げ プロトン1号重量12.2トン」『日本経済新聞』昭和40年7月17日夕刊1面

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プロトン衛星」の関連用語

プロトン衛星のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プロトン衛星のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプロトン (人工衛星) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS