ブリング・ミー・ホーム 尋ね人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 06:01 UTC 版)
ブリング・ミー・ホーム 尋ね人 | |
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나를 찾아줘 | |
監督 | キム・スンウ |
脚本 | キム・スンウ |
製作 | パク・セジュン、ホ・ジョンウク |
出演者 | イ・ヨンエ ユ・ジェミョン パク・ヘジュン |
音楽 | イ・ジス |
撮影 | イ・モゲ |
編集 | キム・チャンジュ |
製作会社 | 26カンパニー |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | |
上映時間 | 108分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 韓国語 |
ブリング・ミー・ホーム 尋ね人 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 나를 찾아줘 |
発音: | ナルル チャジャジュオ |
英題: | Bring Me Home |
『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(ブリング・ミー・ホーム たずねびと、原題:나를 찾아줘、英題:Bring Me Home)は、2019年公開の韓国映画。イ・ヨンエが『親切なクムジャさん』以来、14年ぶりに映画出演した復帰作として話題となった[2]。
概要
イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』(2007年)などにプロダクションアシスタントとして参加していたキム・スンウは2008年頃、いつも通っていた場所で、行方不明になった子どもを捜していると書かれた横断幕をふと目にした。「非常に胸が痛んだ」というキム・スンウはそこから脚本を書き始めた[3]。「誰もいない(아무도 없다)」と題した彼の脚本はその年の映画振興委員会シナリオマーケットの最優秀賞を受賞したが、映画化が決定するまでに10年余りかかった[4][5]。
イ・ヨンエは脚本だけ読んでキム・スンウに連絡を取り、『親切なクムジャさん』以来14年ぶりに映画出演をすることが決まった。そして撮影監督をイ・モゲ、美術監督をチョ・ファソンが務めるなど、スタッフは名の知れたベテランで固められた[4]。
2019年9月のトロント国際映画祭、10月のシカゴ国際映画祭にそれぞれ出品された[1]。
同年11月4日、韓国で製作報告会が開かれ、イ・ヨンエは「思いがけず長期間、女優の仕事を休んでいた私にとって、長い間待った甲斐のある作品だと確信した」と語った[2][6]。11月27日、本国で一般公開された[1]。
舞台が海辺の村という点、行方不明の児童に一日中仕事をさせて虐待する点、地域警察との癒着関係を描いた点など共通する部分が多いことから、2014年に発覚した新安塩田奴隷労働事件をモチーフにしたのではないかという反応が多くあった[5][7]。キム・スンウは、メディア配給試写会で「脚本は2008年に書かれたものだ」と述べ、否定している[5]。
キャスト
脚注
- ^ a b c d e f Bring Me Home - IMDb
- ^ a b “国民的女優の復帰作『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』公開日が決定”. SCREEN ONLINE (2020年6月25日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “公式サイト”. 2025年6月24日閲覧。
- ^ a b 김현수 (2019年11月28日). “<나를 찾아줘> 김승우 감독 - 인간이기에 그럴 수 있고, 인간이기에 용서할 수 있다”. 新聞. 2025年6月24日閲覧。
- ^ a b c 오수미 (2019年12月11日). “'나를 찾아줘' 감독 "아동학대 장면, 안 보여주려 했지만..."”. 오마이스타. 2025年6月24日閲覧。
- ^ “'나를 찾아줘' 이영애, "친절한 금자씨 이후 달라진 점은 '진짜 엄마가 되었다는 것'"”. PICKCON (2019年11月4日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ 崔盛旭 (2020年9月25日). “63人の被害者を出した「奴隷事件」――映画『ブリング・ミー・ホーム』が描く“弱者の労働搾取”はなぜ起こったか”. サイゾーウーマン. 2025年6月24日閲覧。
外部リンク
- ブリング・ミー・ホーム_尋ね人のページへのリンク