ブリヤート語訳聖書とは? わかりやすく解説

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ブリヤート語訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/21 03:28 UTC 版)

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新聞『ブヤード・ユーメン』(Buryad Ünen)の表題の変遷はブリヤート語書き言葉の変遷を示している。

ブリヤート語訳聖書(ぶりやーとごやくせいしょ、英語: Bible translations into Buryat)はキリスト教聖書ブリヤート語への翻訳のことである。モンゴル諸語に属するブリヤート語はロシア連邦のおもにブリヤート共和国ブリヤート人が使っている。伝統的にモンゴル文字を使ってきたが、20世紀前半以降ブリヤート共和国ではロシア語キリル文字に三個の文字を追加して書き言葉を表すようになった。

概要

ブリヤート語訳聖書は、18世紀中ごろウィリアム・スワン(William Swan)とエドワード・スタリバス(Edward Stallybrass)により、ブリヤートのセレギンスク(Selenginsk)で作られた。これはアメリカ聖書協会英国外国聖書協会の共同資金提供で行われた。しかし1840年にはロシア政府の宣教禁止令で、聖書配布は中止された。

1911年に、ラーソン(Larson)とアルムブラッド(Almblad)が四福音書使徒言行録を改訂し、1913には創世記ヨナ書の翻訳も行われた。これもアメリカ聖書協会と英国外国聖書協会によるものであった。

現在、聖書翻訳研究所 (IBT)が聖書全書の翻訳を進めていて、すでに2010年には新約聖書が出版された[1]

ブリヤート語翻訳の例

Translation ヨハネによる福音書3章16節 (Иоанн 3:16)
IBT 2010 Юундэб гэбэл, Хүн түрэлхитэнэй Хүбүүндэ этигэгшэдэй хосоронгүй, хэтэ мүнхэдөө амидархынь тула Бурхан хадаа газар дэлхэйн хүнүүдтэ тон ехээр дурлажа, өөрынгөө ори ганса Хүбүүе үргэл болгожо үгөө бшуу.
Transliteration Yundeb gebel, Hun türelhiteney Hübüünde etigegshedey hosorongüy, hete münhedöö amidarhını tula Burhan hadaa gazar delheyn hünüüdte ton yeheer durlazha, öörıngöö ori gansa Hübüüye ürgel bolgozho ügöö bshuu.

脚注

参照項目

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