ブリスコラ・ア・キアマタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/22 09:30 UTC 版)
「ブリスコラ」の記事における「ブリスコラ・ア・キアマタ」の解説
ブリスコラ・ア・キアマタ(イタリア語: Briscola a chiamata)は、5人用の変種で、各競技者にすべてのカード(各自8枚)を配る。それからオークションを行う。オークションでは各自カードのランクを宣言する。この宣言の意味は、「自分は、切り札スートのこのカードを持つ人をパートナーにして勝利する」という意味である。より弱いランクを宣言することによって、前の人の宣言をオーバービッドできる。オークションに勝った競技者はデクレアラーとなる。デクレアラーは切り札を決定し、切り札の指定したランクのカードを持つ人がパートナーとなる。パートナーは自分がパートナーであることを他人に告げてはならない。場合によってはパートナーがいない(指定したカードをデクレアラー自身が持っている)こともある。 古典的なブリスコラと異なり、プレイは普通のトリックテイキングゲームと同様に進行する。すなわち、マストフォロールールが存在する。 デクレアラー側が61点以上を取ったら、デクレアラーは2点・そのパートナーは1点を得る。残り3人は1点ずつを失う。 デクレアラーがパートナーなしで61点以上を取ったら、デクレアラーが4点を得る。残り4人は1点ずつを失う。 デクレアラー側が61点未満の場合は、得点のプラスとマイナスが逆になる。 120点を全部取ることをカッポット(イタリア語: cappotto)といい、勝っても負けても点数が倍になる。
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