フチグロトゲエダシャクとは? わかりやすく解説

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フチグロトゲエダシャク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/03 15:38 UTC 版)

フチグロトゲエダシャク
成虫 ♂
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シャクガ科 Geometridae
亜科 : エダシャク亜科 Ennominae
: Nyssiodes
: フチグロトゲエダシャク N. lefuarius
学名
Nyssiodes lefuarius
(Erschoff, 1872)
和名
フチグロトゲエダシャク

フチグロトゲエダシャクNyssiodes lefuarius)はシャクガ科エダシャク亜科に属するフユシャクガ(冬尺蛾)の一種。

特徴

オスの触角が発達して櫛歯状となっている。開張の幅は約30mm[1]

メスは翅が完全に退化して飛行する能力を持たない。体長は約14mm、触角が糸状でオスとはかなり異なる外形である[1]

生態

成虫は早春の2月上旬〜4月上旬にかけて発生する。川敷や高原の草地などに分布し、昼間に活動する。

幼虫の食草ワレモコウクローバーヘビイチゴハマエンドウなどの草本植物を含める[1]

分布

北海道から本州、四国、九州に分布する。日本以外にシベリア、中国、韓国などでも見られる[2]

実際に生息する地域が局地的に限られ、埼玉県、宮城県、新潟県、高知県などでは準絶滅危惧や絶滅危惧種と指定されている[3][4]

参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 江崎悌三ほか 『原色日本蛾類図鑑(上)』p.270、保育社、1981年 改訂新版
  2. ^ フチグロトゲエダシャク”. jpmoth.org. 2021年3月15日閲覧。
  3. ^ チョウ目ガ類‐埼玉県”. 2021年3月21日閲覧。
  4. ^ 昆虫類-新潟市RDB”. 2021年3月21日閲覧。



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