フィル・バブとは？わかりやすく解説

	フィル・バブ (2017年)
名前
本名	フィリップ・アンドリュー・バブ; Philip Andrew Babb
ラテン文字	Phil Babb
基本情報
国籍	アイルランド; イングランド
生年月日	1970年11月30日（54歳）
出身地	ランベス
身長	183cm
体重	77kg
選手情報
ポジション	DF (CB)
利き足	左足
ユース
0000-1989	ミルウォール
クラブ1
代表歴
監督歴
2013-2015	ヘイズ&イェディング・ユナイテッド
	1. 国内リーグ戦に限る。; ■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

フィリップ・アンドリュー・バブ（Philip Andrew Babb、1970年 11月30日 - ）は、イングランド・ランベス出身の元サッカー選手、元サッカー指導者。ポジションはディフェンダー。元アイルランド代表。

来歴

クラブ

ロンドンのランベスに生まれ、ミルウォールFCの下部組織で育成された。1992年7月、すでにブラッドフォード・シティAFCで選手としての経験を積んだバブは、コヴェントリー・シティFCに50万ポンドで移籍した^[1]。コヴェントリーにて2シーズンを過ごした後、当時のDFにおけるイングランド記録となる360万ポンドでリヴァプールFCに引き抜かれた^[2]。

リヴァプールには6シーズン在籍し、公式戦通算170試合出場1ゴールを記録した^[3]。この1ゴールは1996年9月の古巣コヴェントリー戦のものである。1998年10月4日、この日チェルシーFCと対戦したバブは、前半24分にボールをクリアしようとして、自陣のゴールポストに激突。尾骨を骨折し、約1ヶ月の離脱となってしまった^[4]。2000年には、トレンメア・ローヴァーズFCへ1ヶ月の短期契約でレンタル移籍し、クラブのEFLカップ決勝進出に大きく貢献したが^[5]、決勝戦開催前に保有元のリヴァプールにレンタルバックされたことで決勝戦を戦えなかった。

2000年7月、フリーでポルトガルのスポルティングCPに加入した^[6]^[7]。2シーズン目には公式戦37試合に出場してクラブのリーグ優勝と国内カップ制覇に携わった。スポルティング退団後はイングランドに復帰し、サンダーランドAFCに所属することになった^[8]。現役ラストクラブとなったサンダーランドでは2シーズンプレーし、1シーズン目には2部降格を経験するが、2シーズン目に1部昇格プレーオフ準優勝のところまでクラブを導き、あと一歩のところで昇格を逃した。

代表

アイルランド国籍も保持していたバブは1994年から招集に応じ、1994 FIFAワールドカップでの4試合を含む35キャップを記録した^[9]。2000年8月、同僚のマーク・ケネディとともに、泥酔状態で口喧嘩に発展した一連の事件の被疑者として裁判所に出廷した^[10]。

代表ラストキャップは2002年9月2日のUEFA EURO 2004予選でのロシア戦だった。後半35分から出場したバブだったが、GKシェイ・ギヴンに送ったファーストタッチがミスパスになり、そのままゴールへ流れ、オウンゴールとなってしまった。

代表歴

出場大会

アイルランド代表
- 1994 FIFAワールドカップ

試合数

国際Aマッチ 36試合 0得点（1993年-2002年）^[11]

アイルランド代表	国際Aマッチ
年	出場	得点
1993	1	0
1994	12	0
1995	7	0
1996	2	0
1997	2	0
1998	3	0
1999	3	0
2000	5	0
2001	0	0
2002	1	0
通算	36	0

タイトル

クラブ

リヴァプールFC

EFLカップ : 1回 (1994-95)

スポルティングCP

プリメイラ・リーガ : 1回　(2001-02)
タッサ・デ・ポルトガル : 1回 (2001-02)

脚注

^ “Bradford City – Phil Babb”. Sporting Heroes. 25 April 2011閲覧。
^ “Player profile”. LFC History. 25 April 2011閲覧。
^ Shaw, Phil (4 September 1996). “Babb returns to haunt Coventry”. The Independent (UK) 11 February 2011閲覧。
^ “Phil Babb's top 5 career moments” 25 September 2020閲覧。
^ “Tranmere book Wembley place”. BBC (27 January 2000). 28 December 2017閲覧。
^ “Liverpool – Phil Babb”. Sporting Heroes. 25 April 2011閲覧。
^ “O'Shea makes step up”. BBC Sport. (29 August 2002) 30 September 2011閲覧。
^ “Post War English & Scottish Football League A–Z Player's Database”. Neilbrown.newcastlefans (30 November 1970). 25 April 2011閲覧。
^ フィル・バブ – FIFA主催大会成績
^ Samantha McCaughren (14 November 2000). “Soccer Stars Get Probation Act”. Independent Newspaper 10 August 2010閲覧。
^ フィル・バブ - National-Football-Teams.com

外部リンク

フィル・バブ - National-Football-Teams.com (英語)
フィル・バブ - Soccerway.com (英語)
フィル・バブ - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
フィル・バブ - FootballDatabase.eu (英語)
フィル・バブ - WorldFootball.net (英語)
フィル・バブ - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
フィル・バブ - Transfermarkt.comによる指導者データ (英語)
フィル・バブ - FIFA主催大会成績 (英語)
フィル・バブ - UEFA (英語)
フィル・バブ - ForaDeJogo.net (英語)

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[1] “Bradford City – Phil Babb”. Sporting Heroes. 25 April 2011閲覧。

[2] “Player profile”. LFC History. 25 April 2011閲覧。

[3] Shaw, Phil (4 September 1996). “Babb returns to haunt Coventry”. The Independent (UK) 11 February 2011閲覧。

[4] “Phil Babb's top 5 career moments” 25 September 2020閲覧。

[5] “Tranmere book Wembley place”. BBC (27 January 2000). 28 December 2017閲覧。

[6] “Liverpool – Phil Babb”. Sporting Heroes. 25 April 2011閲覧。

[7] “O'Shea makes step up”. BBC Sport. (29 August 2002) 30 September 2011閲覧。

[8] “Post War English & Scottish Football League A–Z Player's Database”. Neilbrown.newcastlefans (30 November 1970). 25 April 2011閲覧。

[9] フィル・バブ – FIFA主催大会成績

[10] Samantha McCaughren (14 November 2000). “Soccer Stars Get Probation Act”. Independent Newspaper 10 August 2010閲覧。

[11] フィル・バブ - National-Football-Teams.com

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