バスICカード (福島交通)とは? わかりやすく解説

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バスICカード (福島交通)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 22:46 UTC 版)

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バスICカードは、福島交通が発行している郡山地区で利用できるICカード2001年4月2日に導入された。なお、既に福島交通では福島地区において磁気カードを用いたバスカードを導入していたが、システムが違うため共通での使用はできない。

また、ICカードの規格はフィリップス社提唱の「ISO14443 Type-A」で、JR東日本Suica(スイカ)等で採用されている、ソニー社提唱の「ISO14443 Type-C(製品名:FeliCa)」とは別規格である(規格の詳細については、ICカードの項目を参照)。

利用可能エリア

福島交通郡山支社須賀川営業所船引出張所小野出張所の車両前面の案内表示幕右側および乗車口に銀色のICカードステッカーが貼ってあるバス(郡山駅前須賀川駅前を発着する路線)

使用方法

乗車時
乗降口のカードリーダー(読み取り装置)にICカードを軽くタッチする。その際整理券は不要である。
“ピッ”と音が鳴り、カードリーダーに整理券番号とカードの残額が表示されると読み取りは完了、“ピピピピピッ”音の場合は正しく感知されていないので、もう一度タッチを行う。
降車時
降車口の運賃箱上のカードリーダーにICカードを軽くタッチさせる。
“ピッ”と音が鳴り、乗車区間の運賃とカードの残額が表示されると精算完了となる。この時に、「ご乗車、ありがとうございました」と合成音声のアナウンスが流れる。“ピピピピピッ”音の場合は正しく感知されていない為もう一度タッチを行う。
残高不足の場合は“ピピピピピッ”と音が鳴り不足金額が表示されるので運転士にチャージの申し出を行うか現金で不足分を支払う。

種類

回数券
販売価格 一枚3,000円(利用可能価格3,300円、割引率9.1%)
現在使用中のカードでも申し込めば定期券としての利用が可能。
定期券
一度ICカードを定期券として購入すると、同じカードを繰り返し利用可能となる、通用期間が切れたカードでも更新手続きを行えば、新たな定期券として利用可能。
定期券+回数券
定期券と回数券を一枚のカードにする事ができる。定期区間を乗り越しても自動的に差額の支払いができる、定期区間外の乗車の場合はその区間の運賃のみが精算される。

特徴

乗り継ぎ割引
バスからバスへ乗り継ぐ利用客への割引で、ICカード回数券で降車して、1時間以内に同じ停留所から再びバス(行き先は問わない)に乗車の場合、一律50円(小児30円)を自動的に割り引きかれる。ただし、100円運賃の区間は適用外となる。ICカードの残額が不足した時は適用にならないため事前にチャージする必要がある。
リピーター割引
積み増し購入時の金額1,000円ごとに30円(3%)が券面額に付加される。

チャージ(積み増し)

チャージは1,000円単位(最大10,000円)で最大30,000円までチャージできる。 割引率は9.1%で割り引かれた分はそのままチャージされる、前記のリピーター割引と合わせられるため、 (例)3,000円チャージすると、3,000円+割引分300円+リピーター割引分90円の計3,390円分がチャージされる。

チャージをするには2種類の方法がある。

  • バス案内所・営業所等でのチャージ[1]

の2箇所窓口にて行う、窓口による有人対応のため窓口営業時間帯のみの対応となる。

  • バス車内でのチャージ
    • 安全のためバス停車時に行うこと。

今後

紙製回数券や郡山エリアで実施されている現行バスICカード等に代わる、新しいバスICカードをほぼ全路線(高速バス及び、一部各市町村の生活バス等を除く)において導入することが明らかになった。また、バス定期券についてもIC化される。

愛称については、社内公募により『NORUCA(ノルカ)』とすることが、2010年9月10日に決定した[1]。そして2010年10月30日より、同社の全エリアを対象とした「NORUCA」の発売・利用が開始された。これに先立って、運賃箱や運賃表示器を2010年5月上旬より、順次更新されている。

NORUCA導入に伴い、現行のバスICカードの発売を2010年11月1日をもって終了、翌2011年7月31日をもって使用が中止される(本件により、2010年10月25日 - 翌2011年8月31日の間に限り、無手数料による払戻の取扱いを実施する)[2]

なお、新バスICカード「NORUCA」導入対象外となる各市町村の生活バスに対しては磁気式のバスカード(ただし利用できる地区毎に異なり、「棚倉・矢祭・塙・鮫川地区専用」及び「相馬・南相馬地区専用」の各券種を発行[3])が導入された。[4][5]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 新型ICカード名称決定について福島交通ニュース 2010年9月10日(2010年9月11日閲覧)
  2. ^ 福島交通バスICカード名称決定!さぁ、バスにのるか! (PDF, 福島交通 2010年9月10日(2010年9月11日閲覧))
  3. ^ 新バスカードの案内より
  4. ^ 新ICカード及び新運賃箱導入について 福島交通ニュース 2010年5月6日(2010年5月7日閲覧)
  5. ^ 福島交通バス新カード導入へ 運賃支払いで高い利便性目指す 福島民報 2010年5月7日(2010年5月7日閲覧)

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