バジェスタス島とは? わかりやすく解説

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バジェスタス‐とう〔‐タウ〕【バジェスタス島】

読み方:ばじぇすたすとう

Islas Ballestasペルー南西沖の小島群。イカ県県都イカ北西60キロメートルパラカス半島沖合位置するオタリアフンボルトペンギン、ペルーペリカン、ペルーカツオドリの繁殖地であり、保護区指定パラカスチャコ海岸遊覧船結ばれる

バジェスタス島の画像
撮影・Gusjer http://goo.gl/rKvps

バジェスタス島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/24 05:26 UTC 版)

バジェスタス島las Islas Ballestas)は、ペルーイカ県ピスコ郡に位置している国立自然保護区。複数の島々で構成されており、ペルー国内の島々を統括するReserva Nacional Sistema de Islas, Islotes y Puntas Guanerasの管理下にある。野生動物が豊富に生息していることから、「リトル・ガラパゴス」とも呼ばれ、パラカス国立自然保護区と同様に国立自然保護区に登録されている。[1]野鳥やアシカなどを間近で見るボートサファリが人気。近隣にビーチリゾートがあることから、国内でも有数の観光地としても知られている。

島の遠景

特徴

ボートサファリの様子
バジェスタ島のオットセイとオタリアの群れ

バジェスタス島付近は植物プランクトンが豊富なため、ペルーペリカン、インカアジサシグアナイ鵜、ペルーカツオドリ、オタリアをはじめ、多くの野生動物が集まる。また、南極からはフンボルト海流が流れているため、時期が合えばフンボルトペンギンも見ることができる。島の岩々が白く見えるのは、グアノと呼ばれる鳥の餌や卵の殻、死骸、鳥の排泄物などが化石化したもの。近年これらが高級肥料として乱獲され、産卵環境が悪化したことから、フンボルトペンギンの数が減少し、絶滅危惧種に指定された。現在、島内の立ち入りは禁止されている。

観光

多くの野生生物が生息していることから、ボートサファリが人気。2018年には499,199人の観光客が訪れ、PROMPERÚ(Comisión de Promoción del Perú para la Exportación y el Turismo)が発表した「2018年にペルーで最も観光客が訪れた国立自然保護区ランキング」では、全国1位を記録した[2]

アクセス

リマからは南に260キロ離れており、イカ市内からの所要時間は約1時間半。ボートサファリの所要時間は、1時間半程度。

脚注

  1. ^ パラカスとバジェスタス島での観光”. Prom Peru. 2020年2月26日閲覧。
  2. ^ Áreas Naturales Protegidas del Perú más visitadas en el 2018”. PROMPERÚ. 2020年2月27日閲覧。

座標: 南緯13度44分09秒 西経76度23分47秒 / 南緯13.7358度 西経76.3964度 / -13.7358; -76.3964



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