ネットワークレイル総合検測車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > 列車 > イギリスの事業用車両 > ネットワークレイル総合検測車の意味・解説 

New Measurement Train

(ネットワークレイル総合検測車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/30 17:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
New Measurement Train

New Measurement Train (ニュー・メジャーメント・トレイン、NMT) は、イギリスネットワーク・レールが運用する検測用車両である。HST用43形機関車およびマーク3客車からの改造により2003年に登場した。イギリス全土の本線の状態を2週間で検測できる。軌道の状態を測定し、要補修箇所の特定を支援する。

この検測車はレール、車輪及び架線の接触を計測する。レーザなどの計測機器により軌道各部の寸法、架線の高さ・ふらつき、軌間、ねじれ、カントなどを測定する。ウェスト・コースト本線では、車体傾斜式車輌の走行に支障がない様、クリアランスの確保に特別な注意が払われる。編成先頭ならびに後尾の動力車、パンタグラフ、車輪とレールの接触面の動画記録が可能である。

検測車としての運用は2003年に開始された。車体全体の黄色塗装から「空飛ぶバナナ」 (The Flying Banana) とも呼ばれる。2005年には鉄道フォーラムから技術革新賞を、またModern Railways誌から革新賞を贈られた。編成は順に動力車、食堂車、開発システム車、軌道記録システム車、会議室のある会議用客車、食堂車、動力車である。動力車には 43013、43014、43062の3両があり、43013は緩衝器を装備している。

開発システム車にはパンドロールクリップの欠失を検出するレール近くの振動プラットホームがある。架線測定用のパンタグラフも装備しており、隣接する白色灯からカメラの軸にあわせた照明を行い、架線高とふらつきを監視する。

軌道記録システム車には切替えスクリーンがあり、軌道の欠陥、列車の位置、無線信号強度を含むシステム出力をオペレータ12人のチームで観測できるようになっている。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ネットワークレイル総合検測車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ネットワークレイル総合検測車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのNew Measurement Train (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS