ニューロンドン郡 (コネチカット州)とは? わかりやすく解説

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ニューロンドン郡 (コネチカット州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 06:31 UTC 版)

コネチカット州ニューロンドン郡
郡のコネチカット州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1666
郡庁所在地 なし(1960年以来、コネチカット州の郡は政府を持たないため)
最大のtown ノーウィッチ
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,999 km2 (771.66 mi2)
1,725 km2 (665.91 mi2)
274 km2 (105.75 mi2), 13.70%
人口
 - (2023年)
 - 密度

266,905人

ニューロンドン郡(New London County)は、アメリカ合衆国コネチカット州の南東部にあるである。人口は26万6905人(2023年推計)[1]

コネチカット州の他の7郡と同じく、郡政府や郡庁所在地は存在しない。各町では、教育、除雪、下水道、消防、警察など、行政サービスの責任を持つ。また、少数では、資源(例えば水、ガスなど)を共有している。ニューロンドン郡は、単なる地図上の町の集団であり、政府の権威は存在しない。

歴史

ニューロンドン郡は、コネチカット州議会により、コネチカット州のもともとの4郡の1つとして、1666年5月10日に設立された。

これは裁判所命令により、ポーカタック川wth
ノーウィッチ からホモノセット・プランテーションの西の区域・ye[2]まで
をwchとし、名称をN: ロンドンとする。また、州裁判がNで保持される義務があり、
ロンドンでは6月第1水曜、9月第3木曜に行われる[3]

1666年、ニューロンドン郡は、ストーニントン、ノーウィッチ、ニューロンドン及びセイブルックの町から構成され、設立された。引用された「ホモノセット・プランテーション」は、1663年3月にケニルワースとなっていたが、1667年キリングワースに組み入れられた[4]。いくつかの新しい町は、次の数十年間の間にニューロンドン郡に組み入れられた:プレストン(1687年)、コルチェスター(1699年)、レバノン(1700年)。クインバーグ・バレーに沿った村落は、1697年にニューロンドン郡の管轄下に置かれ、その後1699年にプレインフィールドに組み入れられた。1717年までに、多くの町が北東コネチカット(クインバーグ・バレーとロードアイランド州との境界の間)に設立され、ニューロンドン郡が拡大した。

1726年、北東コネチカットから構成されたウィンダム郡が分離した。これに伴い、ニューロンドン郡は、ボランタウン、ポンフレット、キリングリー、カンタベリー、プレインフィールド及びレバノンを失った。1785年には、ロウアー・コネチカット・リバー・バレーから構成されたミドルセックス郡が分離し、キリングワースとセイブルックを失った。境界の変更は、19世紀に起こっている:1803年マールボロー町が設立、1824年レバノン町がウィンダム郡から移る、1881年ボランタウン町がウィンダム郡から移る[5]

地理

2000年国勢調査によれば、ニューロンドン郡の面積は771.66平方マイル(1,998.6km2)で、このうち86.30%にあたる665.91平方マイル(1,724.7km2)が陸地、13.70%にあたる105.75平方マイル(273.9km2)が水面積である[6]

郡の地形は、北側のみ標高が高くなっている。郡の最高地点は、海抜約660フィート(201m)であるレバノン町のゲーツ・ヒル、最低地点は海岸である。

近隣の郡

自治体

  • ノーウィッチ
  • ニューロンドン
  • グロトン
  • --グロトン市
  • --グロトン・ロングポイント
  • --ロング・ヒル
  • --ミスティック(ストーニントン内でもある)
  • --ノアンク
  • --ポクォノックブリッジ
  • ボズラ
  • コルチェスター
  • --ウェストチェスター
  • イーストライム
  • --フランダーズ
  • --ニアンティック
  • フランクリン
  • グリスワルド
  • --ジュエットシティ自治町村
  • --ホープビル
  • --グラスゴー
  • --パチャーグ
  • レバノン
  • レッドヤード
  • --ゲイルズフェリー
  • --レッドヤードセンター
  • リスボン
  • ライム
  • モントビル
  • --チェスターフィールド
  • --モヘガン
  • --オークデール
  • --オクソボクソ・リバー
  • --アンカスビル
  • ノースストーニントン
  • オールドライム
  • プレストン
  • --ポケタナック
  • --プレストン
  • スプレーグ
  • --バルティック
  • ストーニントン
  • --ポーカタック
  • --ミスティック(グロトン内でもある)
  • --オールドミスティック
  • セイラム
  • ボランタウン
  • ウォーターフォード
  • --クエーカーヒル

* 村は町の区分とされるが、村の個別の政府は持たない。

政治と行政サービス

1960年から、コネチカット州では郡政府を廃止している。行政サービスは全て町によって提供される。インフラ、土地利用、経済問題などの地域問題に取り組むため、コネチカット州全体の議会が1989年に設立された。ライム、オールド・ライム、レバノンなどの例外を除くほとんどの町は、南西コネチカット議会の一部である。ライム、オールド・ライムは、コネチカット川河口地区計画局の一部である。一方、レバノンはウィンダム議会の一部である。

裁判

ニューロンドンとノーウィッチにある上級裁判所とニューロンドン裁判地区は、同じ範囲である。

法の執行

郡内の法の執行は、それぞれの町の警察によって行われる。2000年以前、郡の保安官のオフィスは、司法の保証や囚人の輸送、裁判所のセキュリティなどの目的で存在していた。これは現在、コネチカット連邦法執行官システムによって引き継がれている。

防火

郡の防火も町が行っている。いくつかの町では、さらに細かい地区がある。

給水

ニューロンドン郡にある21の町のうち12では、水はサウスイースタン・ウォーター・オーソリティとして知られる非営利的な公共企業体によって提供されている。サウスイースタン・ウォーター・オーソリティは、郡内の町に水を供給する、2つの機関の1つである。7つの町では、民間の会社から水が供給されている。ノーウィッチ、グロトンのほとんどの町は、独自の給水システムがある。

ゴミの処分

ニューロンドン郡のいくつかの町は、南東コネチカット資源回収公社を組織している。参加しているのは、イースト・ライム・グリスワルド、グロトン、レッドヤード、モントヴィル、ニューロンドン、ノース・ストーニントン、ノーウィッチ、プレストン、スプレーグ、ストーニントン及びウォーターフォードである。

教育

郡の教育は、各町の政府によって通常は提供されている。ライムとオールド・ライムの過疎地域は、1つの学区(18地区)を形成している。

人口

人口推移
人口
1790 32,918
1800 34,888 6.0%
1810 34,707 −0.5%
1820 35,943 3.6%
1830 42,201 17.4%
1840 44,463 5.4%
1850 51,821 16.5%
1860 61,731 19.1%
1870 66,570 7.8%
1880 73,152 9.9%
1890 76,634 4.8%
1900 82,758 8.0%
1910 91,253 10.3%
1920 104,611 14.6%
1930 118,966 13.7%
1940 125,224 5.3%
1950 144,821 15.6%
1960 185,745 28.3%
1970 230,654 24.2%
1980 238,409 3.4%
1990 254,957 6.9%
2000 259,088 1.6%
2010 274,055 5.8%
2020 268,555 −2.0%
人口推計の資料:[7]

以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[8]

基礎データ

  • 人口: 259,088人
  • 世帯数: 99,835 世帯
  • 家族数: 67,188 家族
  • 人口密度: 150人/km2(389人/mi2
  • 住居数: 110,674軒
  • 住居密度: 64軒/km2(166軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • アイルランド系 : 13.8%
  • イタリア系:12.7%
  • イギリス系:10.8%
  • ドイツ系:7.9%
  • ポーランド系:7.1%
  • フランス系:6.4%

言語による構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.40%
  • 18-24歳: 8.60%
  • 25-44歳: 31.20%
  • 45-64歳: 22.80%
  • 65歳以上: 13.00%
  • 年齢の中央値: 37歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 97.90
    • 18歳以上: 96.50

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 32.40%
  • 結婚・同居している夫婦: 52.50%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 11.00%
  • 非家族世帯: 32.70%
  • 単身世帯: 26.40%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 9.50%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.48人
    • 家族: 3.00人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 50,646米ドル
    • 家族: 59,857米ドル
    • 性別
      • 男性: 41,292米ドル
      • 女性: 30,525米ドル
  • 人口1人あたり収入: 24,678米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 6.40%
    • 対家族数: 4.50%
    • 18歳未満: 7.80%
    • 65歳以上: 6.60%

関連項目

  • コネチカット州ニューロンドン郡のアメリカ合衆国国家歴史登録財の一覧英語版

出典

  1. ^ World Population Review.com”. 2023年9月30日閲覧。
  2. ^ The Hammonasset River still bears this Pequot placename.
  3. ^ CCR: Volume 02, Page 39”. 2007年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月17日閲覧。
  4. ^ Frances Manwaring Caulkins, History of New London, Connecticut: From the first survey of the coast in 1612, to 1852 (New Haven) 1852, p. 249: "New London County extended from Pawkatuck River to the west bounds of Hammonasset Plantation (Killingworth,) including all the eastern parts of the colony".
  5. ^ Newberry Library -- Connecticut Atlas of Historical County Boundaries Archived 2013年11月10日, at the Wayback Machine.
  6. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
  7. ^ Geostat Center: Historical Census Browser”. バージニア大学図書館. 2009年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月20日閲覧。
  8. ^ American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 

外部リンク

座標: 北緯41度28分 西経72度06分 / 北緯41.47度 西経72.10度 / 41.47; -72.10




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