名の諳誦とは? わかりやすく解説

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名の諳誦

(ナヴナスールル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 14:29 UTC 版)

名の諳誦」(めいのあんしょう、古ノルド語: Nafnaþulur[1] [ˈnɑvnɑˌθulur]ナヴナスルル)とは、『スノッリのエッダ』第2部「詩語法」の末尾にある、スルル(覚え歌、数え歌)の形式をした部分のことである。およそ100スタンザにわたる。写本への収録状況や脈絡のなさなどから後世の付加あるいは昔の資料の引用部などと考えられ、独立して扱われている。編者・翻訳者によっては、この部分を省略することもある。単に「諳誦」(古ノルド語: Þulur, スルル)と呼ばれていることもある[2][3]


  1. ^ Jónsson.
  2. ^ Simek 2007, p. 332.
  3. ^ a b c d e f g h i Gurevich 2017.
  4. ^ Faulkes (1998): p. xv.
  5. ^ Sverrir Tómasson, "The Middle Ages: Old Icelandic Prose" in A History of Icelandic Literature, ed. Daisy Neijmann, Histories of Scandinavian Literature 5, Lincoln, Nebraska/London: University of Nebraska with The American-Scandinavian Foundation, 2006, ISBN 978-0-8032-3346-1, pp. 64-173, p. 157.
  6. ^ Faulkes (1987): p. xii; (1995 reissued): p. xvi.
  7. ^ Jan de Vries, Altnordische Literaturgeschichte volume 2, Berlin: de Gruyter, 1967, pp. 225-26. (ドイツ語)
  8. ^ 「グリュラ」の表記は以下の文献にみられる:ルクトゥ, クロード『北欧とゲルマンの神話事典 伝承・民話・魔術』篠田知和基(監訳)、広野和美・木村高子(訳)、原書房、2019年10月29日。ISBN 978-4-562-05691-0  p. 124.


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