ドゥルパドとは? わかりやすく解説

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ドゥルパド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/07 17:47 UTC 版)

ドゥルパドヒンディー語: ध्रुपद)はヒンドゥスターニー音楽の歌唱の一種であり、この音楽の中で最古で現役と言われている[1]。ドゥルパドは「ドゥルヴァ(繰り返し)」と「パダ(韻文)」から来ている[2]。この言葉は詩の手法と歌い方の両方を表現している[3]アクバル皇帝の廷臣・年代記編者のアブル・ファズルは、著書のアイン・エ・アクバリでドゥルパドを「4本の韻それぞれが不明瞭な拍子を刻む」と定義した。主題は宗教的・精神的なもの(主にヒンドゥーの神々を讃える)から王室賛辞、音楽理論、恋愛に及ぶ[4]。ドゥルパドは基本的に歌唱伝統を持つが、その音楽的美しさは多くの楽器奏者に取り入れられている。様々なルドラ・ヴィーナの学校(ビーンカーズ)だけでなく、他の楽器奏者も利用している。例えばラーガの楽器演奏の向上や、様式に従う事まである。この様式は、遅く、無拍子のアラプジョージャラが1つ以上の相反する楽曲のタラでまとめられる。有名な楽器演奏家であるラム・ナラヤンハリプラサドゥ・チャウラシアはドゥルパドに敬意を示してラーガを演奏した。


  1. ^ Dhrupad.info
  2. ^ "The Hindi word dhrupad (Urdu: dhurpad) from Sanskrit dhruva-pada, denotes a short poem for singing (pada) part of which functions as a refrain (dhruva)." (Sanyal 2004, p. 13)
  3. ^ Dhrupad Archived 2010年4月18日, at the Wayback Machine. SPIC MACAY
  4. ^ “Nuances of the notes: Ustad Fariduddin Dagar..”. The Hindu. (2005年2月20日). http://www.hinduonnet.com/thehindu/mag/2005/02/20/stories/2005022000070500.htm 
  5. ^ (Sanyal 2004, p. 45)
  6. ^ (Sanyal 2004, pp. 45–46)
  7. ^ (Sanyal 2004, p. 47)
  8. ^ Ravi Shankar, Raga Mala, Welcome Rain Pub., 1999, p.319
  9. ^ Domain Default page”. Dhrupadsangeetashram.com. 2013年6月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年10月14日閲覧。
  10. ^ http://www.dagar.org
  11. ^ http://www.dagarvani.org
  12. ^ Domain Default page”. Dhrupadsangeetashram.com. 2013年6月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年10月14日閲覧。
  13. ^ “Dhrupad in vintage Dagar style”. The Hindu (Chennai, India). (2006年2月24日). http://www.hindu.com/thehindu/fr/2006/02/24/stories/2006022403320600.htm 
  14. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年11月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年1月26日閲覧。


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