トレヴィ_(ローマ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トレヴィ_(ローマ)の意味・解説 

トレヴィ (ローマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/10 01:22 UTC 版)

トレヴィ

R. II Trevi
リオーネ

印章

 イタリア
 ラツィオ州
ローマ県
コムーネ ローマ
面積
 • 合計 0.5503 km2
人口
(2016)
 • 合計 2,327人
codice 102
テンプレートを表示

トレヴィ (Trevi) は、ローマリオーネIIであり、ムニチーピオIに位置する。地名の由来ははっきりしないが、ラテン語の「trivium」(3つの通りの意)からとられたとする説が有力である。実際、地区内には、トレヴィの泉が存在するトレヴィ広場の隣にあるクロチフェリ広場へと通じる、3本の通りが存在する。ロゴは、赤地に3本の剣が描かれたものとなっている。

歴史

共和制ローマの時代、このリオーネは3つの地区に属しており、ローマ帝国時代に、アルタ・セミタ (VI) とヴィア・ラタ (VII) という2つの行政区となった。

古代ローマ時代、この地区は数多くの歴史的な私邸が建ち並ぶ地区であり、テヴェレ川の畔にある低い土地の地域と丘陵地域の2つにわかれていた。地域の中心は前者であり、後者は豊かな人物の住む住宅地であった。

ローマ帝国が滅ぶと、多くの人は丘陵地域から河岸へと移り住んだ。これにより都市化が進み、河岸は建物でいっぱいになったものの、丘陵地域にはルネサンスの到来まで建物が新たに建てられることはなかった。

1600年には、新しい道路、教会、噴水が建設され一気に都市化され、19世紀の終わりまでこの町並みが維持された。河岸の建物密集地帯とは切り離されたクイリナーレの丘は、多くの教皇関連の建物があり、しだいに権力の中心地となっていった。

ナポレオンの支配下にあった1811年、クイリナーレの丘は、ローマの政治の中心地として選出された。この計画は、ナポレオンの失脚により実現しなかったが、1870年以降、ローマがイタリアの首都となった際にはいくつかの省庁がここに置かれることとなった。この影響で高台には建物の密集はみられないものの、多くの道路、教会、建物がつくられている。なかでも有名なのは、トレヴィの泉である。

施設・建造物

宮殿

宗教施設

博物館

彫刻・記念碑

広場

  • バルベリーニ広場 (Piazza Barberini)
  • ピロッタ広場 (Piazza della Pilota)
  • クイリナーレ広場イタリア語版 (Piazza del Quirinale)
  • サン・ベルナルド広場 (Piazza San Bernardo)
  • サン・シルヴェストロ広場 (Piazza di San Silvestro)
  • サンティ・アポストリ広場 (Piazza Santi Apostoli)
  • スカンデルベグ広場 (Piazza Scanderbeg)
  • トレヴィ広場 (Piazza di Trevi)

出典


「トレヴィ (ローマ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トレヴィ_(ローマ)」の関連用語

トレヴィ_(ローマ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トレヴィ_(ローマ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトレヴィ (ローマ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS