デ・ヴィル家への招待状とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > デ・ヴィル家への招待状の意味・解説 

デ・ヴィル家への招待状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/08 05:58 UTC 版)

デ・ヴィル家への招待状
The Invitation
監督 ジェシカ・M・トンプソン
脚本 ブレア・バトラー
製作 エミール・グラッドストーン
製作総指揮 ジェシカ・M・トンプソン
マイケル・P・フラニガン
出演者 ナタリー・エマニュエル
トーマス・ドハティ
ステファニー・コーネリアセン
アラナ・ボーデン
音楽 ダラ・テイラー
撮影 オータム・イーキン
編集 トム・エルキンス
製作会社 スクリーン・ジェムズ
ミッド・アトランティック・フィルムズ
配給 ソニー・ピクチャーズ リリーシング
公開 2022年8月26日
劇場未公開
上映時間 104分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $33,689,288[2]
テンプレートを表示

デ・ヴィル家への招待状』(原題:The Invitation)は2022年に公開されたアメリカ合衆国ホラー映画である。監督はジェシカ・M・トンプソン、主演はナタリー・エマニュエルが務めた。本作はブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)からインスピレーションを得ている[3]

本作は日本国内で劇場公開されなかったが、デジタル配信が行われている[4]

概略

ある日のニューヨーク。イヴリン・ジャクソン(イヴィー)はイングランドに遠い親戚(オリヴァー・アレクサンダー)がいることを初めて知り、直接会うべく現地へと向かった。会って話すだけで終わるつもりだったが、オリヴァーの強い勧めもあって、イヴィーはアレクサンダー家にとって重要な結婚式に参列することになった。式場となる大邸宅にはどこか不気味な雰囲気が漂っており、イヴィーはいくつかの怪現象に遭遇した。ただ、邸宅の主、ウォルターはとても魅力的な人物に思えた。ふと気がつけば、イヴリンは彼と恋仲になっていた。

そして、結婚式の前夜、ウォルターから思いもよらぬ事実が告げられる。この式は最初からウォルターがイヴィーと結婚するためのものだったというのである。ウォルターとアレクサンダー家の間に隠された秘密を知り、イヴィーは恐怖に震え上がった。しかし、生き延びるには必死で戦うしかなかった。

キャスト

※括弧内は日本語吹替。


日本語吹替その他:橋本しんめい、見上裕昭、尾花糸名子島田愛野、前迫愛朱佳、三宅貴洋、石井まみ、松田裕市羽鳥佑

日本語版制作スタッフ 演出:小山悟、翻訳:加藤真由美、調整:松中享子、制作:東北新社

製作

2019年4月15日、スクリーン・ジェムズがブレア・バトラーの執筆した脚本の映画化権を獲得し、サム・ライミロバート・タパートらがプロデューサーとして携わることになったと報じられた[5]2020年6月10日、本作のタイトルが『The Bride』に決まり、ジェシカ・M・トンプソンが監督に起用されたとの報道があった。なお、この時点でライミとタパートは企画から降板していた[6]2021年5月、ナタリー・エマニュエルとギャレット・ヘドランドの出演が決まった[3]。8月、ステファニー・コーネリアセンとアラナ・ボーデンの起用が発表された[7][8]。10月、降板することになったヘドランドの代役をトーマス・ドハティが務めることが発表されると共に、ヒュー・スキナー、コートニー・テイラー、ショーン・パートウィーらがキャスト入りした[9]

撮影・音楽

2021年9月、本作の主要撮影ハンガリーブダペストで始まった[10]。2022年6月27日、ダラ・テイラーが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[11]。8月26日、マディソン・ゲート・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[12]

マーケティング・興行収入

2022年6月23日、本作のタイトルが『The Bride』から『The Invitation』に変更されていたことが判明した[13]。28日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[14]。8月26日、本作は全米3114館で封切られ、公開初週末に680万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[15]

評価

本作に対する批評家からの評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには62件のレビューがあり、批評家支持率は26%、平均点は10点満点で4.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ライトな仕上がりは新鮮であり、主演のナタリー・エマニュエルも魅力的である。しかし、『デ・ヴィル家への招待状』のストーリー展開は誰でも予測できてしまうため、恋愛ドラマとしても、ホラーとしてもスリルに欠ける」となっている[16]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は45/100となっている[17]。なお、本作のCinemaScoreはCとなっている[18]

出典

  1. ^ デ・ヴィル家への招待状”. 映画.com. 2024年3月6日閲覧。
  2. ^ The Invitation (2022)”. The Numbers. 2024年3月6日閲覧。
  3. ^ a b ‘Game Of Thrones’ Alum Nathalie Emmanuel And Garrett Hedlund To Star In Screen Gems’ Horror Pic ‘The Bride’”. Deadline.com (2021年5月17日). 2022年11月26日閲覧。
  4. ^ デ・ヴィル家への招待状”. ソニー・ピクチャーズ. 2024年3月6日閲覧。
  5. ^ Screen Gems Picks Up Bride Horror Thriller With Sam Raimi Producing (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年4月15日). 2022年11月26日閲覧。
  6. ^ Jessica M. Thompson to Direct Horror-Thriller ‘The Bride’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2020年6月10日). 2022年11月26日閲覧。
  7. ^ Alana Boden Boards Screen Gems Film ‘The Bride’”. Deadline.com (2021年8月16日). 2022年11月26日閲覧。
  8. ^ Stephanie Corneliussen Joins Screen Gems Film ‘The Bride’”. Deadline.com (2021年8月24日). 2022年11月26日閲覧。
  9. ^ ‘Gossip Girl’s Thomas Doherty To Star in Screen Gems ‘The Bride’”. Deadline.com (2021年10月4日). 2022年11月26日閲覧。
  10. ^ Exclusive: Horror feature The Bride to shoot in Budapest with Garrett Hedlund”. KFTV (2021年8月26日). 2022年11月26日閲覧。
  11. ^ Dara Taylor Scoring Jessica M. Thompson’s ‘The Invitation’”. Film Music Reporter (2022年6月27日). 2022年11月26日閲覧。
  12. ^ ‘The Invitation’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2022年8月25日). 2022年11月26日閲覧。
  13. ^ ‘The Invitation’ – Sony’s ‘Dracula’-Inspired Horror Movie ‘The Bride’ Gets New Title and August Date”. Bloody Disgusting (2022年6月23日). 2022年11月26日閲覧。
  14. ^ THE INVITATION – Official Trailer (HD)”. YouTube (2022年6月28日). 2022年11月26日閲覧。
  15. ^ Domestic 2022 Weekend 34/August 26-28, 2022”. Box Office Mojo. 2022年11月26日閲覧。
  16. ^ The Invitation”. Rotten Tomatoes. 2022年11月26日閲覧。
  17. ^ The Invitation (2022)”. Metacritic. 2022年11月26日閲覧。
  18. ^ ‘The Invitation’ Opening on Top as August Box Office Ends With a Whimper”. Variety (2022年8月27日). 2022年11月26日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  デ・ヴィル家への招待状のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デ・ヴィル家への招待状」の関連用語

デ・ヴィル家への招待状のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デ・ヴィル家への招待状のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデ・ヴィル家への招待状 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS