ツマグロスケバとは? わかりやすく解説

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ツマグロスケバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/18 09:50 UTC 版)

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ツマグロスケバ
ツマグロスケバ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅昆虫亜綱 Pterygota
: カメムシ目(半翅目) Hemiptera
亜目 : ヨコバイ亜目(同翅亜目) Homoptera
上科 : ハゴロモ上科 FulgoroideaFulgoroidea
: テングスケバ科 Dictyopharidae
: Orthopagus
: ツマグロスケバ O. lunulifer
学名
Orthopagus lunulifer Uhler
和名
ツマグロスケバ

ツマグロスケバ Orthopagus lunuliferウンカに似たやや大きい昆虫で、羽は透明で縁が黒い。

特長

体長は7-9mmで、しかし翅端までを見ると11-15mmになる昆虫[1]。体の色は全体には暗褐色をしている。頭部は中央が前に少し突き出し、淡褐色だが多少緑を帯びることがある。頭頂部に3条の隆起した線があり、その中央のものが多少低く、また黒褐色の斑紋がある。複眼は暗褐色で、単眼は暗赤色、触角の節は淡い黄色に暗褐色の顆粒が多くある。前胸背は暗褐色で淡い色の細かい斑紋を散らし、中央には縦隆起がある。小楯板も暗褐色で、3条の隆起線があってその部分はやや色が薄い。前翅は透明で末端に幅広い帯があり、また前の縁沿いにも斑紋があり、それらはいずれも暗褐色をしている。この暗褐色の帯斑に無色の小さな斑紋を持つ個体がある[2]。後翅も無色で末端が暗褐色になる。

分布など

本州、四国、九州から南西諸島に分布し、平地に生息する[3]

アカメガシワの枝先などで見られる[4]。その他の樹木の上にも出現し、秋に見られる[5]

出典

  1. ^ 以下、主として石井他編(1950),p.303
  2. ^ 伊藤他編(1977),p.157
  3. ^ 伊藤(2014),p.101
  4. ^ 伊藤(2014),p.101
  5. ^ 伊藤他編(1977),p.157

参考文献

  • 石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、(1950)、北隆館
  • 伊藤修四郎他編、『全改訂新版 原色日本昆虫図鑑(下)』、(1977)、保育社
  • 伊藤ふくお、『セミと仲間の図鑑』、(2014)、トンボ出版




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