ツバメの谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 21:36 UTC 版)
『ツバメの谷』(Swallowdale、ツバメのたに)は、イギリスの作家アーサー・ランサムによる子ども向けの冒険小説で、1931年ジョナサン・ケープから初めて刊行された。この本では、子どもたちの敵役になるブラケット姉妹の大叔母マリア・ターナーを加えて、湖の周りの丘や荒れ地でキャンプをするウォーカー家の子どもたち(ツバメ号)とブラケット姉妹(アマゾン号)が描かれる。 これは「ツバメ号とアマゾン号シリーズ」の第二作目にあたる。これに続く第三作は、老水夫ピーター・ダックと知り合いになり、帆船ヤマネコ号でイギリス海峡に船出をする「ヤマネコ号の冒険」(Peter Duck)である。ランサムは湖水地方に住んでいて、地元の農業コミュニティとの長年にわたる出会いの経験と記憶を作品に取り込んでいる。ランサムはしばしば、オールドマン・オブ・コニストンに登り、本ではこれが子どもたちのいうカンチェンジュンガになっている。ランサムがこの本を執筆中、ヒマラヤのカンチェンジュンガへの遠征はニュースで大きく取り上げられていた。
- ^ Walter, Natasha (2004年5月26日). “Classic of the month: Swallowdale”. The Guardian. 2021年1月17日閲覧。
- 1 ツバメの谷とは
- 2 ツバメの谷の概要
- 3 あらすじ
- 4 批評
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