ダブル免許制と安藤勝己
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 16:07 UTC 版)
2003年2月までJRA・NARの免許を両方持つ騎手は存在しなかったが、2003年2月に当時笠松競馬場所属であった安藤勝己がJRAの免許試験に合格し、同時にNARの騎手免許の取消願を提出した。 この時、NARはダブル免許を容認し、中央競馬の免許の取得による免許の取消には応じなかったため、2003年3月1日から安藤はJRAとNARの両方の免許を所有することとなった。この時点でJRAは、地方競馬の免許で騎乗した場合には中央競馬の免許を取り消すとしていた。一方で安藤がNARの交流競走に騎乗した時には、地方競馬全国協会は「すでに(地方競馬で有効な)免許がある」として短期免許を交付しなかったため、JRAは二重免許を特例として認めざるを得ない状況になり、特例を適用した。 その後、2003年6月16日に地方競馬全国協会は、安藤のNARにおける騎手免許を取り消したため、この特例は解消された。
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