ソルルウィットとは? わかりやすく解説

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ソル・ルウィット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 03:23 UTC 版)

ソル・ルウィットSol LeWitt,1928年9月9日 - 2007年4月8日)は、アメリカ合衆国の美術家、彫刻家。コネチカット州ハートフォード生まれ。

ミニマル・アートコンセプチュアル・アートなどの芸術活動で知られる。主に用いる形式は、ウォールドローイング(絵)、スケッチ、ストラクチャー(彫刻)である。

来歴

ルウィットの両親は、ロシアからのユダヤ系移民で、父親は彼が6歳の時に死去している[1]。母は彼が美術を勉強させるために、ハートフォードの学校に入学させた[2]。彼は、1949年にシラキューズ大学を卒業した。ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツで美術を学ぶ[3]。55〜56年まで建築家、I.M.ペイのもとでグラフィックデザインの仕事に就く[3]。1960年にMoMAの下級職員となる。このときの同僚にロバート・ライマン、ダン・フレイビン、ロバート・マンゴールドがいる。67年『アートフォーラム』誌に掲載されたエッセイ「コンセプチュアル・アートに関する断章」でコンセプチュアル・アートの概念を確定的なものにした[4]

展覧会

  • 1978年、回顧展(MoMAほか)
  • 1986年、回顧展(ロンドン テート・ギャラリー
  • 1992年、「ドローイング:1958-1992」展(ヘメーンテ美術館ほか)
  • 1993年、「構造:1962-1993」展(オックスフォード近代美術館ほか)
  • 1996年、「版画:1970-1995」展(MoMAほか)
  • 1998年、「コンクリート・ブロックス」展(P.S. 1現代センターほか)
  • 1994年、「ウォールドローイング:1968-1993」展(アディソンギャラリーほか)
  • 2000年、回顧展(サンフランシスコ美術館ほか)
  • 2004年、「目的として芸術:1958-1968」(ロサンゼルス現代美術館ほか)

脚注

  1. ^ ソル・ルウィット 9 May 2023閲覧
  2. ^ Michael Kimmelman  Sol LeWitt, Master of Conceptualism, Dies at 78 New York Times.
  3. ^ a b ソル・ルウィット、美術手帖、https://bijutsutecho.com/artists/311 (2021年4月17日閲覧)
  4. ^ https://artscape.jp/artword/index.php/コンセプチュアル・アート (2021年4月17日閲覧)

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