セルフ・カウンセリングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > コミュニケーション > カウンセリング > セルフ・カウンセリングの意味・解説 

セルフ・カウンセリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 06:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

セルフ・カウンセリング渡辺康麿が創案した“一人でできるカウンセリング”で、自分の思いこみ(既成概念)から自由になって、自分と他者とを再発見する方法。

概論

セルフ・カウンセリングは、まず、日常生活の一場面を取り上げて、自分の“思ったこと”、“言ったこと”、“したこと”を記述する。次に、その場面の記述にもとづいて、私たちの“感情”や“欲求”を洞察してゆく。そして、どんな欲求から、どんな感情が生まれ、どんな行動が生まれるのかを自己理解してゆく。

セルフ・カウンセリングは、現象学心理学の立場から考えられた、“一人でできる自己発見法”である。

理論

セルフ・カウンセリングは、人間の営みを“自己評価の試み”であると捉えている。すなわち、人間は自然的条件や社会的条件や文化的条件にもとづいて、自己の存在価値を肯定できるようになることを追求し、否定せざるを得なくなることを回避しようとしている

しかし、私たちが自然的条件や社会的条件や文化的条件によって自己評価を試みるならば、自己評価不安に陥る

なぜならば、そのような条件自体がたえず変化するからである。 セルフ・カウンセリングが目ざしていることは、このような条件にもとづく自己評価の試みを超えて、無条件的に自己と他者の存在を受けとめて、自己と他者の間に交流が生ずることである。

外部リンク





セルフ・カウンセリングと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「セルフ・カウンセリング」の関連用語

セルフ・カウンセリングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



セルフ・カウンセリングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのセルフ・カウンセリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS