セバスティアーノ・ボンベッリとは? わかりやすく解説

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セバスティアーノ・ボンベッリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 00:31 UTC 版)

セバスティアーノ・ボンベッリ
Sebastiano Bombelli
17世紀末の書籍「Teutsche Academie」の肖像画
生誕 (1635-10-15) 1635年10月15日(洗礼日)
イタリア、ウーディネ
死没 1719年5月4日(1719-05-04)(83歳没)
イタリア、ヴェネツィア
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セバスティアーノ・ボンベッリ(Sebastiano Bombelli、1635年10月15日(洗礼日)- 1719年5月4日)は、イタリアの画家である。ヴェネツィアで働き、肖像画家として知られている。

略歴

イタリア北東部のウーディネで画家ヴァレンティーノ・ボンベッリ(Valentino Bombelli: ? -1684)の息子に生まれた。父親や祖父の Girolamo Lugaroから絵を学んだ。若いころにヴェネツィアに移り、パオロ・ヴェロネーゼ(1528-1588)の作品を研究し、その追随者となった。ボローニャグエルチーノ(1591-1666)に学んだ後[1]、1665年頃、ヴェネツィアに戻った。

ヴェネツィアでも流行した光の明暗を強調する「テネブリズム」のスタイルを自分が得意とする肖像画の分野で取り入れたとされる。またフィレンツェの画家ユストゥス・スステルマンス(1597-1681)からも影響を受けているとされる[2]

ヴェネツィアで貴族たちの肖像画を描き、華やかな衣装をまとい動きのある肖像画というスタイルを作り上げ[3]、次の世紀のヴェネツィアの肖像画家、アレッサンドロ・ロンギ(1733-1813)にもそのスタイルは引き継がれた。フィレンツェやマントヴァパルマミュンヘンなど宮廷で活躍し、ドイツのほとんどの宮廷を訪れ、肖像画を描いた。

弟子とされる画家にはフラ・ガルガーリオ(1655-1743)やロザルバ・カッリエーラ(1675-1757)らがいる。

作品

脚注

  1. ^ Dictionnaire des artistes, dont nous avons des estampes, De Karl-Heinrich von von Heinecken - 1789 - Engravers. [1]
  2. ^ le muse. II. Novara: De Agostini. (1964). p. 337 
  3. ^ Nepi Sciré, Giovanna (2008). La Peinture dans les Musées de Venise (フランス語). Editions Place des Victoires. p. 384-575. ISBN 978-2-8099-0019-4

参考文献

  • John Steer, A Concise History of Venetian Painting, Londres, Thames et Hudson, 1970, 216 p. (ISBN 0-500-18107-1, présentation en ligne [archive]), p. 131
  • Michael Bryan et Robert Edmund Graves (éditeur), Dictionary of Painters and Engravers, Biographical and Critical, 1, York St. #4, Covent Garden, London; Original from Fogg Library, Digitized May 18, 2007, George Bell and Sons, 1886 (lire en ligne [archive]), p. 150-151
  • Aldo Rizzi, Mostra del Bombelli e del Carneo, Doretti -Udine 1964



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