ジョニー・スピレーンとは? わかりやすく解説

ジョニー・スピレーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/01 02:21 UTC 版)

獲得メダル

サマーグランプリで力走するスピレーン
アメリカ合衆国
男子 ノルディック複合
オリンピック
2010 Vancouver 10kmラージヒル
2010 Vancouver 10kmノーマルヒル
2010 Vancouver 4x5km団体
ノルディックスキー世界選手権
2003 Val di Fiemme 7.5kmスプリント

ジョニー・スピレーン(Johnny Spillane、1980年12月24日 - )はアメリカ合衆国コロラド州スティームボートスプリングス出身のノルディック複合選手。

プロフィール

スピレーンは子供の頃ハウェルセンヒルスキー場[1] のそばで育ち、ここのジャンプ台で行われていたスキージャンプに関心を寄せていた。2歳からスキーを始めていたものの11歳まではジャンプにトライすることは無かった。初めてジャンプを飛んだ時はアルペンスキー用の板で、ジャンプ用の板を手に入れたのはそれから2年後だった[2]

1998年の長野オリンピック代表に選ばれたものの出場は無かった[3]

1999年ノルディックスキージュニア世界選手権団体で優勝、続く1999年ノルディックスキー世界選手権の代表にも選ばれたがグンダーセン32位、スプリント37位、団体10位と振るわなかった。同年3月のワールドカップBではスプリントで優勝。

2001年ノルディックスキー世界選手権個人32位、団体8位、スプリント16位、2002年、自国開催のソルトレイクシティオリンピックでは個人、スプリントとも32位、団体では4位だった。

2003年ノルディックスキー世界選手権のスプリントでは前半ジャンプの4位から逆転して優勝、世界選手権のノルディック複合で初めてアメリカに金メダルをもたらした。このシーズンのノルディック複合・ワールドカップ総合で自己最高の7位となった。

しかしその後は怪我などもあってなかなか好成績をあげることができず、2006年トリノオリンピックスプリントの10位、2009年ノルディックスキー世界選手権ノーマルヒルの16位が目立つ成績であった。

自身4回目のオリンピックとなったバンクーバーオリンピックでは最初の種目ノーマルヒルで銀メダルを獲得。これはオリンピックのノルディック複合競技でアメリカ合衆国史上初めてのメダルである[4]。 更に団体でブレット・キャメロタトッド・ロドウィックビル・デモンとともに銀メダルを獲得[5]。 3種目目のラージヒルでも同僚ビル・デモンに次いで2位となり3つ目の銀メダルを獲得した[6]

ノルディック複合・ワールドカップでは2010年1月3日にオーベルホフでのグンダーセンで初勝利、2009-2010シーズン終了時点で通算1勝(2位2回、3位3回)をあげている。

脚注

  1. ^ Howelsen Hill
  2. ^ Johnny Spillane”. U.S. Ski Team. 2010年8月31日閲覧。
  3. ^ 長野オリンピック公式記録vol3(PDF)P257
  4. ^ Associated Press (2010年2月15日). “Spillane's silver signifies breakthrough”. ESPN.com. http://sports.espn.go.com/olympics/winter/2010/nordiccombined/news/story?id=4914174 2010年9月1日閲覧。 
  5. ^ Christa Case Bryant. “US Nordic combined team wins historic silver at Vancouver Olympics”. The Christian Science Monitor. 2010年9月1日閲覧。
  6. ^ IAN AUSTEN. “U.S. Finishes 1-2 in Nordic Combined”. The New York Times. 2010年9月1日閲覧。

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