ジャスコカーライフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジャスコカーライフの意味・解説 

ジャスコカーライフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 03:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ジャスコカーライフは、かつて存在した自動車ディーラージャスコイオングループ)の自動車販売部門だった。

概要

1981年マツダフォードが日本での新規販売チャネルである「オートラマ」を立ち上げる際、全国統括会社「株式会社オートラマ」にジャスコも出資することとなり、自動車ディーラー事業へ参入することとなった。そして1982年3月より全国各地にディーラー運営会社「オートラマ(後にフォード)ライフ(各地方名)」が設立され、正式にオートラマ販売網に参加しフォード車の販売を開始した。各地方会社は独立法人になっているが、全社ジャスコの全額出資であり、事実上「地区割り無しの全国1社体制」だった。

  • オートラマライフ宮城(1982年設立)
  • オートラマライフ北関東(1982年設立)
  • オートラマライフ千葉(1982年設立)
  • オートラマライフ東京(1982年設立)
  • オートラマライフ東海(1982年設立)
  • オートラマライフ中部(1982年設立)
  • オートラマライフ近畿(1982年設立)
  • オートラマライフ兵庫(1982年設立)
  • オートラマライフ山陽(1982年設立)
  • オートラマライフ九州(1982年設立)
  • オートラマライフ信州(1982年設立)
  • オートラマライフ名岐(1982年設立)
  • オートラマライフ岡山(1982年設立)
  • オートラマライフ福島(1984年設立)
  • オートラマライフ神奈川(1985年設立)

全国のジャスコ敷地内などに店舗を構え、オートラマの設立コンセプトである「新車だけではなく中古車・カー用品なども積極的に取り扱う、車に関する全てを取り扱うトータルオートセンター」を通じて、従来のメーカー・ディーラー主導と正反対の顧客志向を体現するものだった。最盛期には全国で年間1万台も販売し、全国で売られたフォード車の6台に1台がオートラマライフの扱いだった。

そして1987年11月には、スバル車の正規ディーラー権を取得。ディーラー権の受け皿会社として「ジャスコカーライフ株式会社」を設立し、独立店舗のほかにオートラマ店舗での併売も行った。

しかしバブル崩壊後は販売台数が下降し、イオンの事業整理のため2000年2月に事業撤退となり、完全閉鎖になったり他企業に事業売却されたりした。2020年現在、「フォード信州(旧フォードライフ信州)」「フォードライフ中部」「フォードライフ兵庫」が他企業によって営業を継続している。

評価

  • オートラマライフ・ジャスコカーライフの成功により、全国のオートラマ販売網には、ジャスコと同業ライバルのスーパーマーケット・百貨店など、自動車ビジネスと縁もゆかりもない様々な業種の会社が参加し、他メーカーでも同様の事象が起きた。
  • 「正月開店・初売り」を行った自動車ディーラーは、オートラマライフが業界初である。

参考文献

・ジャスコ30年史(P352-353、P468-469、P732)




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジャスコカーライフ」の関連用語

ジャスコカーライフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジャスコカーライフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジャスコカーライフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS