ジェームズ・マーティン (エンジニア)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジェームズ・マーティン (エンジニア)の意味・解説 

ジェームズ・マーティン (エンジニア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 07:06 UTC 版)

マーティンの故郷・クロスガーにある記念碑

ジェームズ・マーティン(Sir James Martin、1893年9月11日 - 1981年1月5日[1])は、イギリス技術者企業家である。1934年ヴァレンタイン・ヘンリー・ベイカーとともに航空機メーカー、マーティン=ベイカー・エアクラフトを創立した。マーティン=ベイカーは現在、射出座席のトップメーカーである。

概要

アイルランド北部(のちの北アイルランドダウン県のクロスガー(Crossgar)に生まれた。技術者として働き、1929年に自らの工場を設立した。1934年に第一次世界大戦のエース・パイロットであるヴァレンタイン・ベイカーと航空機メーカー、マーティン=ベイカー・エアクラフトを設立した。1938年に単座戦闘機M.B.2、1942年にM.B.3を開発したが空軍に採用されず、1942年にはテスト・パイロットを務めたベーカーはM.B.3で事故死した。

1944年空軍省から射出座席の開発の依頼を受け、1945年にダミーによる最初のテストを行った。1946年7月24日に実際にパイロット、バーナード・リンチによってテストが行われ、1949年に起きたAW.52の事故時には乗員を脱出させることに成功した。1964年、イギリス飛行クラブ金賞を受賞した。

北アイルランドのポンド紙幣発行権を持つ銀行の一つ、ノーザン銀行が発行する100ポンド紙幣に肖像が使用されている。 称号としてはCBECEngFIMechEFRAeSをもつ。

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェームズ・マーティン (エンジニア)」の関連用語

ジェームズ・マーティン (エンジニア)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェームズ・マーティン (エンジニア)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジェームズ・マーティン (エンジニア) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS