ジェームス・ティビッツ・ウィルモアとは? わかりやすく解説

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ジェームス・ティビッツ・ウィルモア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/21 04:16 UTC 版)

ジェームス・ティビッツ・ウィルモア
James Tibbits Willmore
ジェームス・ティビッツ・ウィルモアの肖像画
生誕 1800年
イングランド
ウェスト・ミッドランズ州
ハンズワース英語版
死没 1863年3月12日
イングランド
ロンドン
墓地 ハイゲイト墓地
職業 エングレービング作家

ジェームス・ティビッツ・ウィルモア(James Tibbits Willmore、1800年9月バーミンガム)- 1863年3月12日ロンドン))は、イギリス出身のエングレービング作家および王立芸術院会員である[1][2]

経歴

イングランドのスタッフォードシャー州(現在のウェスト・ミッドランズ州ハンズワース英語版のブリストナルズ・エンドで生まれる。以下の引用に見られるように、彼のミドルネームの綴りには同時代の権威者との違いがある。

父親のジェイムズ・ウィルモアは銀製食器製造業者であった。14歳の頃、ウィルモアはバーミンガム出身のエングレービング作家ウィリアム・ラドクリフ英語版に弟子入りした。彼と共に修業した弟のアーサー・ウィルモア(1814年 - 1888年)も兄と同じエングレービング作家となる。ラドクリフはバーミンガム出身の画家ジョセフ・バーバーからデッサンの授業を受けたことがあった。結婚後の1823年にロンドンに移り住み、エングレービング作家チャールズ・ヒース英語版の許で3年間働いた。のちにウィリアム・ブロッケドン英語版画の「アルプスの峠」やターナー画の「イングランドとウェールズ」の図版を手がけた。

シャロン、リーチ、スタンフィールド、ランドシーア、イーストレイク、クレスウィック(トマス・クレスウィック英語版)、アンズデルなどから学び取り、特にターナーに倣ってエングレービング作品を制作したとされる。ウィルモアは1828年から始まるターナーの『イングランドとウェールズ」シリーズ向けに13枚の銅版画、さらには「フランスの川」向けに8枚の鉄版画を彫り上げた。ターナーの作品向けの図版を彫り上げた後、1842年の「古代イタリア」などの一枚板の図版を数多く制作した。翌年に王立芸術院にこの作品を出品し、王立芸術院におけるエングレービング作家に選出された[3]

1863年3月12日に没し、ハイゲイト墓地の西側に埋葬されている[4]

ギャラリー

脚注

  1. ^ Gilman, Daniel Coit; Peck, Harry Thurston; Colby, Frank Moore (1909). WILL´MORE, JAMES TIBBITS”. The New International Encyclopædia. 20. p. 541. https://books.google.com/books?id=VSUVAAAAYAAJ&pg=PA541 
  2. ^ 'Obituary: Mr. James Tibbetts [sic] Willmore, ARA', The Art Journal, May 1863, pp. 87–88.
  3. ^ Joll, Evelyn; Butlin, Martin; Hermann, Luke, eds (2001). The Oxford Companion to J.M.W. Turner. Oxford: Oxford University Press. p. 385. ISBN 0-19-860025-9. https://archive.org/details/oxfordcompaniont0000unse_f4d5 
  4. ^ Cansick, Frederick Teague (1872). The Monumental Inscriptions of Middlesex Vol 2. J Russell Smith. p. 123. https://archive.org/details/acollectioncuri03cansgoog/page/n156/mode/2up 2021年10月15日閲覧。 

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