シアトル万国博覧会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > イベント > 展示会・博覧会 > 国際博覧会 > シアトル万国博覧会の意味・解説 

シアトル万国博覧会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/26 02:34 UTC 版)

EXPO 1962
概要
BIE区分 Universal
区分 Second category General Exposition
名称 Century 21 Exposition
標語 Living in the Space Age
主な建築物 スペースニードル and Washington State Pavilion
面積 74エーカー (30ヘクタール)
観客数 9,609,969
運営者 Edward E. Carlson
出展者
国数 24
会場
United States
都市 シアトル
会場 Broad Street
座標 北緯47度37分17秒 西経122度21分03秒 / 北緯47.62139度 西経122.35083度 / 47.62139; -122.35083
経緯
立候補 1955
初日 April 21, 1962
最終日 October 21, 1962
登録博覧会
前回 ブリュッセル万国博覧会ブリュッセル
次回 モントリオール万国博覧会モントリオール
テンプレートを表示

シアトル万国博覧会(シアトルばんこくはくらんかい, Century 21 Exposition, Expo 1962)は、1962年4月21日から10月21日までアメリカ合衆国シアトルで開催された国際博覧会(第2種一般博)である。テーマは「宇宙時代の人類」。シアトルのシンボルタワーであるスペースニードルおよびそこへの交通機関であるシアトル・センター・モノレールはこの時に建設された。24ヶ国が参加し、184日の会期中961万人が入場した。

概要

アメリカ合衆国は1928年条約の批准国としてBIE創設に参加したが、1935年に脱退し、その後の1939年ニューヨーク万国博覧会はBIE非加盟のまま開催された。ニューヨーク万国博覧会はBIEの一覧上では「World Exhibition – (General International Exposition 2nd Category)(第2種一般博)」として記載されているが、正式承認を受けた登録博(一般博)ではない。アメリカは1950年代に再加盟し、1962年シアトル万国博覧会が再加盟後初の正式な一般博として開催された。他の一般博(1958年ブリュッセル、1967年モントリオール、1970年大阪)に比べて来場者数(約960万人)が比較的少なかったのは、開催地シアトルが当時人口約100万の地方都市であったことに加え、NASA設立直後で、宇宙・原子力・通信など科学技術分野を中心とした「技術実験型博覧会」として規模を意図的に抑えていたためである。また、先進技術や地域性に焦点を絞った性格が強く、参加国数が24か国程度に留まったのは、テーマが宇宙時代であり、参加国に要求されるインフラ・技術・予算のハードルが比較的高かったためとも指摘される。後年の観点からは「登録博(一般博)に準ずる」「認定博(特別博)に近い」とも評されるが、BIEの年表上では1958年ブリュッセル万国博覧会に続く正式な一般博として位置づけられている。冷戦期におけるアメリカの科学・宇宙政策を象徴する万博とされている。[1][2]

関連項目

外部リンク

  1. ^ https://www.bie-paris.org/site/en/1962-seattle
  2. ^ https://www.bie-paris.org/site/en/about-world-expos




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シアトル万国博覧会」の関連用語

シアトル万国博覧会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シアトル万国博覧会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシアトル万国博覧会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS