グランパは新米スパイ
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『グランパは新米スパイ』(グランパはしんまいスパイ、A Man on the Inside)は、2024年のアメリカ合衆国・チリのコメディドラマ。Netflixオリジナルドラマシリーズ。
Netflixで2024年11月21日より配信が開始された。全8話。1話あたり27分から34分。
アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ年間優秀テレビ番組の一つに選ばれている。
原作は、2021年のアカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画『83歳のやさしいスパイ』(マイテ・アルベルディ監督)。
2024年12月、シーズン2の製作が発表された。
あらすじ
チャールズ・ニューウェンダイクは元カリフォルニア州立大学の工学教授。引退後は、裕福だが退屈な一人暮らしをしている。認知症を患っていた妻ヴィクトリアを1年前に亡くしてからは、何に対しても興味がわかず、娘のエミリーとも距離を置いている。
父を心配する娘エミリーは、何かワクワクする趣味を見つけて社会とつながりを持つことを、チャールズに約束させた。
一方、コヴァレンコ探偵事務所の所長ジュリーは富裕層向け老人ホーム「パシフィックビュー」で起きた、ルビーのネックレス盗難(紛失?)についての相談に頭を悩ませていた。調査しようにも、そもそも部外者の立ち入りが禁止されているホーム内では外聞き取り調査すらできないのである。
そこでジュリーは高齢者を探偵助手として採用し、ホームに潜入させることを思いつく。 多数の応募者から選ばれたチャールズは、30日間の期間限定でホームに入居する。もちろん娘のエミリーには内緒である。
スマートで人柄の良いチャールズは、「スパイは目立つな」というジュリーの言いつけを守れず、入居者たちと友人関係を築いていく。多くの友人を作り、それぞれの人生に関わっていき、チャールズ自身の人生も大きく変わっていく。
やがて第2の盗難事件が発生するが、30日が過ぎても犯人の手がかりは見つけられなかった。 さらに、ホームの施設長ディディが、チャールズの行動の怪しさに気づいて彼の思惑を疑い始める。
スタッフ
- 監督:レベッカ・アッシャー、モーガン・サケット
- 脚本:シルビア・ベイティ・アルカラ
キャスト
- チャールズ・ニューウェンダイク (Charles Nieuwendyk)
- 演 - テッド・ダンソン(吹替:加藤亮夫)
- 主人公。元カリフォルニア州立大学の工学教授。専門はゴールデン・ゲート・ブリッジ。
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家宝の宝石盗難事件の解決のため、スパイとして高級老人ホーム「パシフィックビュー」に潜入する。
- 本作品での演技が評価され、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。
- エミリー (Emily)
- 演 - メアリー・エリザベス・エリス(吹替:國府咲月)
- チャールズの娘。男児三人の母親。母の死後、疎遠になっていた父チャールズとの関係を取り戻していく。
- ジョエル・ピニェロ (Joel Piñero)
- 演 - ユージン・コルデロ
- エミリーの夫。
- ジュリー (Julie)
- 演 - リラ・リッチクリーク・エストラーダ(吹替:渡辺ゆかり)
- コヴァレンコ探偵事務所の所長。スパイとしてチャールズを雇う。
- ディディ (Didi)
- 演 - ステファニー・ベアトリス(吹替:石川藍)
- パシフィックビューの施設長。
- フローレンス (Florence)
- 演:マーガレット・エイヴリー(吹替:葛原詩織)
- 入居者の一人。
- ヴァージニア (Virginia)
- 演 - サリー・ストラザース(吹替:梅子サヲリ)
- 入居者の一人。
- エリオネット
- カルバート (Calbert)
- 演 - スティーヴン・M・ヘンダーソン(吹替:黒澤剛史)
- 入居者の一人。
- グラディス (Gladys)
- 演 - スーザン・ラッタン(吹替:野路ももこ)
- 入居者の一人。
- スーザン (Susan)
- 演 - ロリー・タン・チン
- 入居者の一人。
サブタイトル
1) ティンカー、テイラー、オールダー、スパイ("Tinker Tailor Older Spy")
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- ジョン・ル・カレの小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』に因んで
2) 橋を知りすぎた男("The Man Who Knew Too Much About Bridges")
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- アルフレッド・ヒッチコックの映画『知りすぎていた男』に因んで
3) かのエミリーは二度ベルを鳴らす("The Emily Always Rings Twice")
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- ジェームズ・M・ケインの小説『郵便配達は二度ベルを鳴らす』に因んで
4) 絵画教室で犬に起こった奇妙な事件("The Curious Incident of the Dog in the Painting Class")
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- マーク・ハッドンの小説『夜中に犬に起こった奇妙な事件』に因んで
5) いま、そこにある危機とプレゼント("Presents and Clear Danger")
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- トム・クランシーの小説『いま、そこにある危機』に因んで
6) サクラメントの男("Our Man in Sacramento")
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- グレアム・グリーンの小説『ハバナの我らの男』に因んで
7) ロシアン・ヒルから愛をこめて("From Russian Hill with Love")
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- イアン・フレミングの小説『007 ロシアから愛をこめて』に因んで
8) 寒い国から帰ってきたスパイ("The Spy Who Came in from the Cold")
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- ジョン・ル・カレの小説『寒い国から帰ってきたスパイ』に因んで
脚注
関連項目
外部リンク
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